神の声を聴きとるための色の処方箋を受け取る〜色は匠の目利きから届けられる精妙な情報であるべき

似合う色はあなたのセンサーを鋭くして、神の電波を受信しやすくチューニングしてくれ、トンチンカンな色を着ていれば、ズレた電波を受信しやすくなるでしょう。

似合う色に関して、それを調べる職業はアメリカから日本に入ってきたのが約30年前で、それを知って活用され始めたのが20数年前のことです。

パーソナルカラーという言葉も「今さら」感もあるかと20年も生業にしている私からすればありますが、いまだに安直に考えている人が多いことを残念に思います。

 

色は匠の目利きから届けられる精妙な情報であるべき

本を読めば医者になれるのか? 一流シェフになれるのか? と言えば無理ですね。
とにかく現場の訓練を積まなければ人に提供できるプロにはなれないように、色の診断も同じです。
言葉で説明して似合う色がわかるものではありません。
それを無理矢理本に書いて出版した人達がかつてたくさんいましたが
それで正しい自分の色を判断した人はいないはずです。

なぜなら、肌は生ものだから印刷物で説明などできません。
生ものはすぐ反応を起こすので笑えば赤くなるし、具合が悪ければ青ざめるし、そもそも観察条件で重要な3波長昼光色の下で観察するべきと理解している診断者がどのくらいいるのかも不安になります。
だからこそ、受ける側のあなたは匠を選ぶ必要があるでしょう。

 

便利グッズのように100均で手に入るものではなく、一生を左右する処方箋に値する

私が色に込められている神の声を聴いたと感じたのは、鬱になった経験からです。
色は私に「あなたは繊細で感受性が高い」と教えてくれていたのですが、強くならなければ生きていけないという思い込みを幼い頃から持っていた私は、そのメッセージを心の底から受け取っておらず、表面的な活用だけをしていました。

でも、カラーで真剣に仕事をしていきたいと悩んだ私は鬱の中で、思い込みを捨てる、つまり繊細な自分を受け入れ無理して強がる生き方をやめなければどうにもならないところに追いやられました。
色が本当の私の姿を照らし続けてくれたのです。
色のメッセージの中に神の導きを感じる体験でした。
それから似合う色に込められたその人への言葉を私は翻訳してお客様に伝える様に仕事をしていきました。

 

好き嫌いよりアンテナを研ぎ澄まして新しい行動にでる

「好き」にはあなたのネガティブが絡みついていることが良くあります。
嗜好色の多くはあなたが自分に不足感を抱き、それを色で補おうと無意識に想い選んでいることが多いのです。
黒を着たがるのは鎧をきているのと同じで、その心は戦闘モードだったり、弱みを見せたくないから覆い隠して心理が大半です。
人はそれを「無難」と呼びます。

でも似合う色はあなたの好みとは関係なく、あなたの肌に隠されたメッセージを代弁するものなので、生まれてくるときに自分と神様に誓った魂の「約束」が込められています。
そんな壮大なメッセージを便利グッズのように扱っては自分にも神様にも失礼です。
生きる質を上げるアンテナのエッジをあげ、新たな行動に結びつける起爆剤の役目も似合う色にはあるのです。

 

信頼出来るプロのところに処方箋をもらいに行く

一流シェフの料理が美味しいように、匠のカラー診断には神の声すら聞こえるものです。
美味しい料理が五臓六腑に染み渡るように、色のメッセージはあなたの人生に染み渡る「自分らしい生き方」のテーマを照らし始めるでしょう。
それは本当に似合う色を毎日着ていくことで、誰もが気がつき始めるのです。

適した薬で体調が修復されるように、色の波動が少しずつあなたを「あなたらしい生き方」へと修復してくれるのです。
それは1週間、1ヶ月、1年……と経過することで、全く違うところにいるあなたへと変化させてくれるでしょう。
ただし、ローマは1日してならず。でも1ヶ月も経てば心境が違う自分に気づくはずです。

 

今よりさらに「あなたらしいあなた」になるために

似合う色に込められた「精妙な神の声」を是非受け取っていただきたいと祈りを込めて私は色を扱っています。
似合う色はあなたのセンサーを鋭くして、神の電波を受信しやすくチューニングしてくれ、トンチンカンな色を着ていれば、ズレた電波を受信しやすくなるでしょう。
あなたの壮大な物語の道筋を受け取ることもできる「色」をどうぞ丁寧に扱ってくださいね。

 

《後藤妙子 Taeko Goto さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/taekogoto/?c=153246