甘いのにゼロカロリー
最近、「ゼロカロリーの清涼飲料水が流行」しています。
きちんと甘みがあるにも関わらず、「カロリーがゼロ」ということで、ダイエット中の人や健康を気にする人が好んで摂取しているようですが、そんなカロリーのない甘味料については、さまざまな危険性が叫ばれています。
流通No.1の人工甘味料を生産したのは日本の会社だった
ノンカロリーでなおかつ、「砂糖の200倍の甘さを持つ」として知られている「アスパルテーム」という商品があります。
世界100か国以上で認可されて使用されているこの人工甘味料は、アメリカの「サール薬品」が開発したものなのですが、実は大量生産の技術を開発したのは、日本の「味の素株式会社」であり、「パルスイート」という名前で販売されているものと同一なのです。
この人工甘味料は、「完成したのが1965年」と今から50年以上前から存在していることもあり、さまざまなことをいわれています。
アスパルテーム否定派によると、失明、脳障害、心臓発作、アルツハイマー、知能低下、うつ病などなど、まるで悪魔の毒薬のような副作用があるというのです。
知能低下の副作用
この中で、現在のところ確実に確認されている副作用としては「知能低下」があります。
これは、「フェニルケトン尿症」という遺伝病をもった新生児がアスパルテーム、厳密にいうと、アスパルテームの代謝物である「フェニルアラニン」を多量に摂取してしまうと、このような痛ましい副作用が発生するのです。
しかしながら、この病気を持つ子供は「8万人に1人」と比較的珍しいだけでなく、現在では出産時検査によって、この病気をもっているかどうかは、その時点で明らかになっています。
さらに、アスパルテーム入りの食品には「フェニルアラニン含有」の表示が義務づけられていますので、よほどのことがない限り、知能低下が起こることは少ないといえるでしょう。
こういった経緯があったために、アスパルテームは食品として認定されるまでにも、さまざまな検査が行われ、前述のような表示も義務づけられましたが、化学的な見地から人体に有害であるという結論は導き出せなかったのだそうです。
その結果、世界中で認可されて流通しているわけです。
ゼロカロリーで太る原理とは?
健康被害はなかったとしても、「人工甘味料はゼロカロリーでも太るんでしょ?」という意見もあります。これに関しても、さまざまな説があります。
甘さを脳が誤認することで、「インシュリンの分泌に異常が生じて糖尿病になりやすい」というものや、舌が甘さになれてしまうために、味覚が鈍くなる、また、「依存性がある」などといった怖いものまであるのです。
これらの説のうち、人工甘味料で血糖値があがったり、インシュリンの分泌がおかしくなるというのは、かなりありえる話なのですが、このような現象は科学的に合成された甘味料だけでなく、天然素材の甘味料でも同じことが起こりえますので、必ずしも人工甘味料に罪があるといえないでしょう。
人工甘味料は摂取しても大丈夫?
結局のところ、人工甘味料の害というのは、はっきりとは証明されていないのですが、積極的に摂取すべきかどうかというと、「あまりオススメすることはできません」。
ダイエットや健康を本気で考えているならば、代替品」を求めて、自分をごまかすのではなく、しっかりと「自分を律する」ことが大切になってきます。
自分の意思が最重要
スピリチュアルな世界では、「自分が変われば世界が変わる」というのは、すでに一般的な概念になっていると思いますが、ダイエットにもこの原理は適用されます。
簡単で楽なダイエットをしたところで、それは「一時的なものであり、結局リバウンドしてしまう」可能性が高いのです。
実際、人工甘味料を使ってダイエットした場合、一時的には体重が減っても、すぐに元に戻ることが多いのだそうです。
ダイエットをしたいのだったら、「自分の意識をしっかりとそこにコミットして、多少辛くても目的を達成するまでは頑張ってみましょう」。
そこで目標を達成することで、自分自身への自信が生まれ、それは魂の成長にも繋がります。
自分の体の声に耳を傾ける
また、「健康的な意味で食材を吟味したい」という方は、闇雲に人工物をさけるのではなく、「自分の体からの声に耳を傾ける」ことを意識しましょう。
糖分は決してすべてが毒ではなく、体を動かすエネルギーでもあるので、体がそれを欲している時には適度に取り込んだ方が頭もはっきりとしますし、健康にもつながるのです。
さまざまな情報が氾濫している時代ですので、「砂糖は毒、人工甘味料は知能を低下させる」などという恐ろしいキーワードがついつい目に入ってしまいますが、それが本当なのかどうかを判断するのは、あくまでも「自分自身」だということを意識しましょう。
「誰かに選ばされるのではなく、自分で選択する人生こそが、本当のスピリチュアリティ」ですよ。
Artificial sweeteners secret.
Let’s listen to the voices that you hear from your body.