【魂のQOLを向上させよう !】PART1~MIND BODY SOUL~

QOL向上に欠かせない「三位一体」

唐突ですが、皆さんはQOLという言葉を聞いたことがありますか? 

― Quality Of Life ― 生の質のことをいいます。最近は、医療分野などでも使われるようになりました。このシリーズを通して、日常で簡単にできるQOL向上のためのスキルをお伝えしていきたいと考えています。

QOL向上に欠かせない「三位一体」

「三位一体」と書いて「さんみいったい」と読ませます。キリスト教に親しんでいらっしゃる方なら、一度は耳にされたことがあるでしょう。わたしはレイキマスターなので、三位一体の定義を「霊(魂)、心、肉(肉体)が合致したバランスのいい状態にあること」と捉えています。人間は、なにかをしに生まれてきます。数秘術という占術を使うと、出生時にどのような計画書を用意していたのか読み解けるとされていますが、大半の人はすっかり忘れてしまっていることでしょう。その忘れてしまった記憶は、なくなったわけではなく、「霊(魂)」と呼ばれる部分にしっかりと記憶されています。

余談ですが、この魂の領域に前世に関わる情報があり、その一つに「前世人格」と、呼ばれるものがあります。これが今世での諸々に影響を及ぼすこともあるのですが、そのお話はまた後日。そんな風にとても重要な情報を保有している魂ですから、これをうまく引き出して生きて行けたら、そりゃあ人生は豊かで感動に満ち溢れたものになります。しかし、そうはいかないのが人間。その理由は、霊、心、肉の位置関係にあるのです。


この3つは、肉体を一番外側に三層構造になっています。マトリョーシカをイメージしてください。一番内側の入れ子人形が「霊」、魂です。その上に「心」の人形をかぶせて、最後に「肉(肉体)」という人形でカバーします。これがわたしたち人間の構造で、この3つが円滑に相互を邪魔しないでいる状態を「三位一体」と呼んでいるのです。この真ん中にある「心」の入れ子がちょっと曲者で、俗に「思い癖」などと呼ばれるものが原因で円滑な情報伝達をしなくなってしまうのです。魂からの情報を、心の入れ子がその思い癖から、ゆがませて体へ伝えてしまう。こうなってはもう、本当にするべきことはできなくなります。これが「幸せになるためには、思い癖を直す必要がある」と言われる所以(ゆえん)。

そう、勘のいいあなたはもう、お気づきですね。幸せになるということは、魂のリクエストに従って生きるということなのです。魂のリクエストは「声」と呼ばれる形で、あなたにコンタクトを取ってきます。それをしっかり聴き取り実践できる人になることこそが、QOLを向上させることであり、幸福への近道だといえるでしょう。