無償の愛は、母なるものを受け取ったかでつくられる

満ち足りた幸せな人ばかりになれば、世界は平和になります。 ということは、「母なる愛」が、人類の未来を左右するってことですよね。

こんにちは、たった一度のセッションであなたの人生に変革をもたらすマインドコンサルタント松本青郎(しげお)です。

幸せに関する研究で、有名な研究があります。
それはハーバード大学が75年間の歳月と20億円を費やした研究です。

「人生の目標は何か?」という問いに、「富を手に入れること」と答える方が80%

そして、そのうちの50%が第二の目標を「有名になること」と上げているそうです。

お金があると、美味しいものを食べ、いい服を着て、いい車に乗り、いい家に住んで、欲しいものを買い、旅行など楽しい体験をできます。
お金があると、楽しい感情をたくさん味わうことができるので、人生の目標は富を手に入れることになる。
至極もっともなお話です。

少し興味深いのは、お金があっても「有名になりたい」と思うのはそのうちの50%だということ。

そこには、明らかに人間以外の動物にはない欲求が存在します。
有名になりたい欲求は、今はまだ承認されていない、認められていないという隠された思いがある場合に起きやすいからです。

今日は、お金持ちになることも含めて、認められているかどうかについてお話しします。

 

人生は、お金持ちになるゲーム?

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地球上のすべての生物は、自分の生命を維持して、子孫を残したいという本能のプログラムを持っています。

何故かはわかりませんが、地球の生態系を維持して、たくさんの種類の生き物がお互いに支え合って、にぎやかにする必要があるようです。

不思議だと思いませんか?
広大に広がる宇宙に比べれば、片隅の芥子(ケシ)粒のような小さな惑星の表面を、生命でにぎやかにする。

それ自体一体どんな意味があるのかはわかりませんが、私たちはにぎやかにするというゲームに参加していて、そのご褒美なのか「行動していろんな感情を味わう」ということを体験しています。

そんな風に考えると、「このゲームのゴールは何なのだろう」と考えるのは私だけでしょうか?

それは、さておき、私たちは、生命の維持と種を保存するために、快楽を求めて、痛みを避けるわけです。

より快楽を得るため、命を守り、あるいは子孫の繁栄のために、富を蓄えたくなる。

これは、ごく自然な考えです。
ですが、よほど上手にやらないと、富のために日々快楽を遠ざけ、家族との時間を犠牲にして、快楽も子孫の繁栄も失ってしまう人が、この日本にはたくさんいるように感じるのは私だけでしょうか?

 

お金持ちになる人はどんな人?

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多くの人にとって、立身出世した人は賞賛の対象となりがちです。

ソフトバンクの孫正義社長さんは、住所すらない場所で生まれ育ち極貧の幼少期だったそうです。

つまり、子どもの頃は貧しくて、ほったて小屋に住んでいたのに、努力して成功を収めた人がいると、多くの人が、「あの人は偉い」と賞賛するのです。

ですが、御殿のような家に住んでいて、社会的成功を収めた親に育てられたにもかかわらず、没落したりすると、非難されたりします。

確かに、育った家に財産があるかどうかは、受けられる教育に大きな差を生みます。

それでも、よくよく考えると、本人が成功するかしないかは、本人が何を考え、どう行動したかの結果なのです。

実は、ほったて小屋で育っても、母親に充分に愛されたなら、成功できるは当たり前なのです。

人がどのように行動するかは、育った家が裕福かどうかよりも、「何を信じれたか」によるからです。

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どんなに貧しい家庭で育っても「母親なるもの」を充分に味わった子供は、自分が自分であることに安住できるようになります。

自分が何かをしなくても、母親が愛してくれる。
それは条件のない無償の愛であり、自分には存在価値があるということを、無条件に信じられる状態をもたらします。

これこそ、伝家の宝刀「根拠のない自信」です。

さらに無償の愛を受け取った人間にとって、無償の愛を与えることは当たり前になります。
当然周りの人は、自分に愛を与えてくれる人のために頑張って協力します。

しかも、無条件に自分が素晴らしい存在だと感じている人は、無条件に毎日が楽しく、困難がやってきても耐える力が充分にあるのです。

 

母親の愛を受け損なうと?

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ですが、
この世の中には、そんな母親から充分な愛を受け取って育ったタイプもいれば、母親からの愛情を受け損なって育ったタイプがいます。

多くの母親は、とんでもない間違いを犯しがちです。
それは、子供を愛することに理由をつけてしまうことです。

多くの母親は、この世の中を生きていくとたくさんの困難があるので、生き抜くためには能力が必要だと考えます。

愛する我が子が強く生きていけるようにと、何かができたなら愛してあげるという条件を持ち出してしまいます。