Out with the old, in with the new.Part 7 〜東日本大震災より考える、絵を描くこと〜

悲しみや苦しみの世界に入って苦しんでいる人にとって、その世界から自力で外に出るのはとても難しいのです。誰かが外の世界から引っ張ってあげないと、その人の外の世界、『絵の外』には出られないのです。

伝えたい言葉を『絵に描く』

悲しみや苦しみの世界に入って苦しんでいる人にとって、その世界から自力で外に出るのはとても難しいのです。誰かが外の世界から引っ張ってあげないと、その人の外の世界、『絵の外』には出られないのです。

もしあなたがこれまでの人生の中で、誰かの言葉に救われて生きる道を変える事が出来たとしたら、それはとても幸運な事で、その誰かは身を削るような思いであなたを外の世界に引っ張ってくれたのかも知れません。
そのような強い言葉を伝えられる人は、悲しみ苦しむ人の世界に引きずり込まれないような強い心を持っているのです。

きっと誰でもそんな人生を変えるような言葉というのに出会っていて、もしかしたら気がつかない間にそんな言葉が伝えられているのかもしれません。

そして僕にもそんな人生を変えるような言葉を伝えてくれる人がいたのです。

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僕が25歳で初めて渡米した頃、英語もろくに話せなくて、右も左も解らずに、所持金も底を尽きかけてきた頃でした。
新しい道を模索しようとして行き詰まっていた時、ルーというアメリカ女性に出会ったのです。

ルーは物静かなサイキックで、僕の将来に起こる事、死ぬまでの人生を言葉にして伝えてくれたのです。
ほんの30分程のセッションでしたが、その時にルーに言われた全ては実際に現実となり、その後の僕の人生を変えました。それから僕はルーの言葉に感動して、人の言葉を信じて生きれるようになったのです。

あの時、ルーに出会わなかったら僕の人生はどうなっていたのだろう。
きっと悲しみや苦しみという自分の世界に入り込んでしまって、一生出てこれなかったかも知れません。
あの時のルーは、僕の世界を『絵に描いて』くれたのです。そして僕を絵の外の世界に引っ張ってくれたのです。
だからあれ以来僕は、彼女が僕にしてくれたように、困っている人の『絵を描いて』言葉で伝えるようになったのです。

 

僕がそんな話をすると、女将さんは感動してくださったようで、知り合いの青年に長い手紙を書いたようでした。
きっとその青年も、女将さんの言葉に救われて、いつか誰かを救うのだろうと思うのです。

目には見えなくても言葉に載せて伝わった気持ちは、人づてに伝わって困っている人に届いていくものなのでしょう。そしてきっとその気持ちも次に困っている人に伝わって心を感動させて、また次の世代へと伝わっていくのかもしれません。

生きていくというのは、自分の身に起きたこと、助けてくれた人を思い、その思いを誰かに繋げていく、という事に尽きるのかも知れません。

上田サトシ

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