『一(ひと)たび濯(すす)げば形容端正(かたちきらきら)しく、再び浴すれば万の病悉(ことごとく)除こる、この湯を神の湯と呼ぶ』と出雲風土記に書かれた日本最古の歴史を持つ玉造温泉へと行ってきました。
玉造温泉のお湯は『姫神の湯』ともいわれ、水晶と瑪瑙(メノウ)の間をくぐり抜けて湧き出でる美肌の湯なのです。玉造温泉近くには花仙山から良質な瑪瑙(メノウ)が産出され、ここでしか産出されない青めのうもありますよ。
温泉と勾玉の神を祀る玉作湯神社
玉造温泉街から川の上流へと歩いて行くと、見えてくるのが玉作湯神社です。
こちらに祀られていらっしゃるのは櫛明玉神、大己貴神、少彦名神です。
玉作湯神社神紋は勾玉や管玉を表したものです。櫛明玉神は玉作りの神、大己貴神は国造りと温泉治療の神、少彦名神は温泉守護の神、まさにここに鎮座されるのにこれほどふさわしい神々はいらっしゃらないでしょう。
鳥居をくぐり、階段を上った先にはすくすく狛犬といわれる、全国的にも珍しい親子の狛犬がいます。けれど、この神社最大の注目ポイントは、自分の願いを石に込めて作るオリジナルの御守があることでしょう。
願い石に願いをかけて叶い石に
こちらが本殿向かって右手側にある願い石です。この願い石に社務所で授かった叶い石を清めてくっつけて、心の中で願い事をすると石から石へとパワーが伝わり、願いを叶える後押しをしてくださるといわれています。
この日、ご一緒したお客様が授かった叶い石はこんな感じでした。ジャスパーでしょうか?
丁度風邪をひいておられたお客様の身体を労っての神様の采配かもしれませんね。
叶い石は様々な石が入っており、授かる度にぴったりな石が入っていてとても不思議です神様はなんでもお見通しなんですね。
叶い石を清め、願い石で願いを込めた後拝殿へと再び戻り、複写になっている願い札に先程願った事を書き、一枚は拝殿にある箱の中へと入れ、もう一枚は石と一緒に巾着袋へと入れて自分だけの御守の出来上がりです!
これが前書きありました青めのうです。願い石のすぐ傍にありますよ。
引き込まれる様な深い青緑は見ているだけでも癒され、パワーをいただけます。魔除けの効果も高く、出雲の神々と繋がりやすくなるので、私は青めのうの勾玉を愛用しています。
櫛明玉神は出雲一ファッションチェックが厳しい!?
こちらが本殿です。優美な御姿でしょ。
タイトルにもありましたが、櫛明玉神は非常にファッションチェックに厳しい気がします。
以前、友人の一人が参拝した時に、その友人のファッションが気に入らなかったのか、スマホを落として画面が割れてしまう事がありました。気に入らないというより、似合っていないと思われたのでしょう。
美意識がとても高く、己を内側から輝かせる事の努力を怠ると叱られてしまうのでしょう。勾玉もまた無駄な部分を削ぎ落とし、磨き上げて美しさを放ちます。
同じ様に人の魂も、様々な困難あれど、それは神様の目線から視れば傷ではなく不要な部分を削ぎ落としたまで。傷を目立たなくするには、その傷の深さまで削るのが一番なのでしょう。そうやって削って削って、人の魂は真円に近づき、輝きを放つのでしょう。
その輝きに見合った物を身に着ける、それがファッション。自分の内にある内在神をさらに美しく見せて魅せるのがとても大切。美しく装うのは、自分が楽しいだけでなく、見る人を楽しませる奉仕活動かもしれませんね。
玉造温泉の湯で磨き、玉作湯神社の御神氣で磨き、あなたの魂をさらに輝かせてくださいね☆
◆10月は出雲市のイタケンフェアや大田市の湯迫温泉ICOYAなどイベントに参加します。オーラサンキャッチャー&オーラブレスレット製作、神社リーディングなど行いますよ。詳しい内容はHPをご覧ください→http://tukisarara.com/