自分の手で人生を操る魔法 〜類感呪術を利用して運気UPを測りましょう〜

「カーゴ・カルト」は類感呪術の代表的なもので、天国などから船や飛行機などに、必要なものを積んだ神や先祖が訪れてくるという信仰をもっています。

「類感呪術(るいかんじゅじゅつ)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
おそらく、ほとんどの方が聞いたことがないと思います。

「ジェームズ・フレイザー」という人が、原始宗教や、呪術、儀式などを比較研究して『金枝篇』という本を書きました。

この本は、全13巻からなる辞典的なものであり、40年以上を費やして完成したものなのですが、世界各地の宗教や、魔術、呪術、民間信仰の例が数多く提示されており、現在でも読み継がれてきています。

その中で、フレイザー氏が提唱した呪術概念のひとつが、冒頭にあげた「類感呪術」。

こちらは、簡単に言ってしまえば、類似したものはお互いに影響し合うという発想です。
よく例にあげられるのが、日本の「丑の刻参り」をはじめとした、人形に釘や針を撃つことで、憎い相手に苦痛を与えるという「呪い」です。

この手法は世界各地で用いられており、比較的現代でも同じような信仰を持つ人々は存在しています。
「カーゴ・カルト」はその代表的なもので、天国などから船や飛行機などに、必要なものを積んだ神や先祖が訪れてくるという信仰をもっています。

これは、文明が進んでいない国に、先進国が近代文明を持ち込んだことで生まれた信仰であり、藁で飛行機をつくることで、本物の飛行機が天から飛来して、自分たちに富を与えてくれるという行動が本気で行われました。

カーゴ・カルトはちょっと極端な例ですが、古代からずっと伝えられてきただけあって、「類感呪術」というのは、エネルギーレベルで見ると、しっかりと機能するものです。

そこで今回は、類感呪術を利用して、運勢を良い方向へ向ける方法を紹介しましょう。

用意するものは次の通りです。

●自分を象徴するもの
人形でもいいですし、お気に入りのアクセサリーでもかまいません。

●象徴となる物体
色々と用意してみてください。
針や包丁、はさみといった害をイメージさせるものから、小銭などの富をイメージさせるもの、ハート型やピンクの愛をイメージさせるもまで、出来るだけ多い方がベストです。

●画用紙
ある程度の大きさがあったほうがいいでしょう。
100円ショップで買えるような子供向けのスケッチブックが手軽かもしれません。

●クレヨン もしくは 色鉛筆
ある程度の色があれば特に指定はありません。

 

道具がそろったら、いよいよ運勢を変えていきましょう。

◆現状を現す
まずは、今の自分の状態を表現します。
運勢を変えるためには、まずは現状を把握する必要があります。
その為には次のようなステップを踏みましょう。

㈰自分の象徴を配置する
スケッチブックから白い紙を1枚とって、その上に、自分の象徴を起きます。

㈪現状を色で表現する
次に自分の象徴のまわりに、自分が今どんな状況なのかを色鉛筆で表現していきます。
ストレスがたまってイライラするようでしたら、赤い色でぎざぎざを描いたり、気持ちが落ち込んでいるようならば、黒い色で下向きの矢印を描いたり、自由に表現してみてください。
単に色が渦巻いているようなものでもいいですし、「不安」「怒り」といった文字を周囲に書いてみるのもいいでしょう。

㈫現状の象徴を配置する
最後に、現状を象徴する物体をおきましょう。イライラするようなら、自分の周りに針を配置したり、落ち込んでいるようならば、自分の象徴を黒い糸でぐるぐる巻きにするなどしてみてください。

◆現状の認識と破壊
現状が具体的に表現できたら、その状態を破壊して作り替えていきます。
「私は運命を改変する」という宣言をしましょう。
口に出しても、心の中で唱えてもOKです。
3回宣言をしたら、次のステップにうつります。

㈰現状を破壊する
さきほど配置した象徴をすべて取り除き、紙は破り捨ててしまいましょう。
取り除くときに、それらが自分や周囲から、どんどん無くなっていくことを実感して下さい。

㈪現実を塗り替える
再度スケッチブックから白い紙を1枚とって、自分の象徴を起きます。
これはまっさらな状態のあなたとなります。
今までの悪い状況は消えて、1からのスタートとなるのを実感しましょう。

㈫望む象徴を配置する
自分が求めるもの、必要とするものを配置していきます。
愛が必要だったら色鉛筆で、ピンクで自分を囲んだり、「愛」「優しさ」「伴侶」といった言葉が自分を取り囲んでいるのもいいでしょう。
ハート型の小物を配置するのもオススメです。豊かさが欲しければ、小銭や金色のもの、富をイメージさせる物体を起きます。
決まった方法はありませんので、配置していて楽しくなって、気分がアップすればなんでもOKです。

◆運勢を変える
完成したものをしっかりと見ましょう。
自分自身がこの通りに変わっていくことをイメージし、実感します。
可能ならば、そのままの形でどこか人の目に触れないところに置いておくことをオススメしますが、日本の住宅事情だとそれも難しいので、写メを取ったら、象徴する物体や、他の物体などは片付けて、白い紙は折りたたんでしまっておきましょう。

これで、運勢はだんだんと良い方向へ変わっていきます。
なにか辛いことがあったら、写メを見て、自分の運勢はこう変わったんだ、という認識を新たにして下さい。
そうすることで、必ず変化は起こります。

運勢が変わって望んだ通りのことが手には入ったら、しまっておいた白い紙を取り出して、感謝をこめてから、捨てましょう。
自分で燃やすのもOKですが、火事には注意して下さい。
また、紙を捨てるのと同時に写メを削除するのもお忘れなく。

なんだか、子供だましのように思えるかもしれませんが、魔術や呪術というのは、複雑なものよりも、おままごとのようなものが時として効果を発揮しますので、文字通り「子供に返った気分になって」楽しみながら、行ってみて下さい。

Method of changing the destiny using the “Sympathetic magic”.
Let’s changing destiny in your hands!