こんにちは。ヒーラー・女のしあわせ研究家の珠艶です。
愛されるための基礎知識、2回目は、「愛と支配」の違いについてお話してみたいと思います。
「愛」と「支配」。
これも、似て非なるもののようで、すり替わってしまいやすい表裏一体の意識。
「支配」と言うと、権力者だけの特権のようですが、決してそうではありません。
気を付けないと、どんな人にも起こりうることだと筆者は思います。
「相手をコントロールしたい」という欲求が強いと、愛が支配に変わってしまう。
「アナタのためよ」と言いながら、知らずのうち相手を支配してしまっているケースも。
そしてこれは、我々スピリチュアル従事者にとっても、充分配慮が必要なことだと思います。
■ 「愛」が「支配」に変わりやすい人の傾向
人を支配しやすい人には、いくつかの傾向が見られます。
まず、わかりやすいところで言えば、人の上に立ちたい、野心や支配欲の強い方。対人関係に上下を作りやすいので、身近な人も自分に従わせようとする人が多いと思います。
そして、独占欲の強い方。
好きな人によそ見をされることが怖いので、そうならないよう、相手を縛ろうとするのです。
もう一つは、こだわりが強く、理想が高く、それを相手にも求めてしまう人。
好きな人に「自分の理想通りであって欲しい」と思い過ぎ、「ああしなさい、こうしなさい」「あれはダメ、それもおかしい」と、口出しし過ぎてしまうのです。
また、支配を受けた経験が、自分を支配者にしてしまうケースもあります。
それは、多大なるストレスを、同じように人を支配することで解消しようとするからです。
これは独裁者だけでなく、会社の上下関係にもよくあることですし、身近で言えば「嫁いびり」などもそうなのかもしれません。
■ 男女間によくある「支配」の問題
「ひっぱってくれる男性が好き」という女性は、いつの時代も多いものですが、注意すべきは、その中にただ自己中心的に女性を支配したい男性もいること。
DVやパワハラなどがそれに当たるでしょう。
傲慢で強引な男性ばかりを好きになっては傷つく女性もいますよね? そのような人は、「支配したい」という男性の欲望を、愛だと勘違いしやすい人です。
また逆に、女性が男性を支配してしまうケースも。
よくあるのは、実家の常識など、自分が正しいと思って来たことを、パートナーに押し付けようとする「家庭内支配」です。
それが行き過ぎると喧嘩が絶えなくなったり、夫の「浮気の原因」になってしまうこともあります。
■ 親子間によくある支配の問題
「これは子供のため」と、教育のつもりが支配になってしまう親御さんもいます。
失敗しないように過保護にし過ぎたり、出来ないことを「なんで出来ないの!」と責めたりしがちな親御さんは、特に注意が必要かもしれません。
親の過剰すぎる期待が、子供を支配してしまうケースもあります。
応えようとする子供はプレッシャーに悩み、応えられなければ、コンプレックスを抱えることに。
また、夫婦の問題を夫婦で解決せず、子供に悪口を聞かせ続け、自分の味方にしてしまう人もいますが、これも一種の支配に当たると筆者は思います。
それによって、我が親を嫌いにならざる得ない「子供の悲しみ」までは考えていないのです。
親子間によく見られるのは、「子供の私物化」という支配の形です。
たとえ親子であっても、魂や人格はそれぞれなのに、お腹を痛めて産んだ子だから自分のもの、と思い込んでしまうのでしょう。
大人になった後、親から受けたトラウマに苦労している人は沢山います。
ですので、子を持つ親御さんほど「愛と支配の違い」について考えておいた方がいいかもしれません。
■ 愛は、相手を「尊重」することから始まる
愛は本来、相手を信じ「尊重する心」です。
人間は、一人一人価値観が違い、それぞれに大切にしているものがあります。
やりたいことや、心地よく思うこともそれぞれに違うでしょう。
それをまず、ありのまま受け入れ、「この人にとってはそうなんだ」「この子にとってはそうなんだ」と肯定することから愛は始まると思います。
完璧な人などいませんから、どんな人も、幸せになるため、変わった方がいい部分だってあるでしょう。
しかし重要なのは、「本人がそれを望んでいるかどうか」ということ。
本人が望んでもいないのに、上から正義を押し付け、無理やり変えようとしたり、コントロールしようとする行為は、愛ではなく支配の領域だと思います。
人を支配しがちな人のココロには、「自分は正しい」という慢心があります。
そして、支配から満たされるのは、自分の優越感なのです。
■ 世界平和は、身近な人を尊重することから
多くの戦争は、「自分は正しい、相手は間違っている」という発想から起こります。
しかし世の中、そんな単純に正否を問えることばかりではありません。
例え世論を味方につけたとしても、相手には、必ず独自の言い分がある。
相手から見たら、「そういうおまえこそ間違っている」ということになってしまうでしょう。
これは、戦争だけに言えることではありません。
私達一人一人の、個人の生活の中にも、その種はいくらでもあるのです。
世界平和とは、一人一人が、まず身近な人を尊重することから始まるのではないでしょうか。
人類愛を目指すなら、「愛と支配の違い」について考えてみませんか? アナタなりの答えが、世界平和への一歩に繋がるかもしれません。
レボルシオン 仙台サロン
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