山伏ヒーラーが語る自然崇拝の魅力【後編】~山の神々がもたらすもの その2〜

■ スピリットが強化され、心身共に鍛えられる

僕は、「秋の峰」という最も伝統的な一週間の荒行を続けています。

一週間という期間、寝ても覚めても本気で神々のエネルギーと繋がり続けることで、スピリットのパイプが強化し、自分の支柱が太くなって行くことを実感できています。

また、出羽三山という手つかずの大自然の中で、山々を駆け修行する営みは、肉体のみならず、精神面も大いに鍛えてくれるのです。

このように山伏修験は、自分自身のスピリットを鍛えるための修行でもあると思います。

スピリットが強化された分だけ、無限のエネルギーの恩恵を得られるようになり、より良く、より大きく、現実を動かすパワーを与えていただけるのです。

 

■ 宇宙の叡智を体得できる

宇宙の万物は、他者を生かすために循環しています。

それは、大自然の中でも同じように感じられるものです。
太陽と月、雨と風、清流のせせらぎ、森の木々、鳥や虫たち、地中のバクテリアに至るまで、他者を生かすべく命のバトンを繋いでいます。

俗から自分を切り離し、神秘の山々で神々と向き合えば、なお一層、宇宙の叡智をメッセージとして受け取ることが出来ます。

本来、我々人間も宇宙の一部なのだと、魂レベルで気付かせていただけるのです。

(特別な許可を得て撮影された写真です)

 

■ 魂の根源の記憶が目覚める

修行は、「魂の根源の記憶が目覚める旅」でもあると、僕は思います。

それは、一年二年では難しく、長い旅かもしれませんが、修行を続ければ続けるほど、常にそこに近づいていることを感じています。

 

■ 生きながらにして「生まれ変わり」が出来る

出羽三山は、羽黒山・月山・湯殿山の三山を通じ、生きながらにして「擬死再生=生まれ変わり」を体験できる聖地です。

それは、修行をすることによって更に実感を伴います。
僕も修行を始めた頃から、年々気づきのスピードが上がり、今では常に「新しい自分」で生きられるようになりました。

と同時に、過去の悲しみが浄化され、経験をより良く使いこなせるようになったのです。

もう一つ特筆すべきは、僕の場合「擬死再生」の度に、オリジナルのエネルギーワークの創造が可能になったことです。

「擬死再生」の恩恵は人それぞれだと思いますが、おそらくはその人に一番必要なことが起こって来るのでしょう。

 

■ 「神聖幾何学」の世界にシンクロする

これは僕独自の表現で、修験の教えとは関係ありませんが、リーディングをされている方にはご興味をもっていただけるかもしれません。

僕は行中、大自然に身を投じていると、非常に美しく整った神聖幾何学に数多く出逢います。
光のスペクトル、水の結晶、森に溢れる清々しいエネルギー、植物たちのDNA、それぞれにこの上ない美しい形があります。

山籠もり中、それらと共鳴するよう意識を集中させていると、素晴らしい神聖幾何学の世界とシンクロして行くのです。
幾何学の神聖なパワーで自分自身が整って行くのは、まさに恍惚の瞬間です。

如何だったでしょうか?

因みに、こういったことは神社で教えてもらえるわけではありません。
神社はあくまで出羽三山の神々を守り、1400年続く修行の伝統を守り、貴重なご神域に導いてくれる存在です。

「何を得られるかは自分次第」という点も、修行の一環だと思います。
それも大きな醍醐味ではないでしょうか。

出羽三山は、自然崇拝の心が今も生きている、東北最大の秘境にして聖地です。

「厳しい修行は難しい」という方も、ぜひ一度パワースポットとして足をお運びになってみてください。

古来からの自然崇拝の姿を、あなたも驚きと共に実感していただけることでしょう。

 

山伏ヒーラーのサロン(仙台)
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