魂を癒す『REINAのピアノヒーリング』Vol.8 邪気払いと長寿のパワーを持つ古代桃<続編>

日本で確認されている最古のモモの種は、長崎県にある縄文時代晩期の伊木力(いきりき)遺跡から見つかっています。

旧暦の3月3日は桃の季節でもありますが、それだけで「桃の節句」になった訳ではないようですよ。

中国伝来思想から、桃には邪気を祓う魔避けの力があるとされ、様々な神事に取り入れられていたので、邪気祓いをする上巳の節句が「桃の節句」になったのです。

ちなみにひなまつりの「雛」は、「大きなものを小さくする」、「小さなかわいいもの」という意味で、ミニチュアのドールハウスのような感覚でしょうかね。

無病息災を願う祓いの行事が、時代を経て段々と可愛く美しく、女の子のすこやかな成長を願う行事になっていったのですね。

こちらは私のおひなさま。

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私が大学生の頃、お隣に住んでいるおじいちゃまが、私のためにひな人形を手作りしてプレゼントして下さったものです。
仰々しいお人形は苦手だったので、その時からずっとお気に入り。

蛤の貝殻の上に乗っているので、手のひらに収まってしまう大きさです。

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なんと、ぼんぼりは綿棒、ひなあられはビーズで出来ているのですよ。
工夫を凝らしたミニチュアのおひなさまに、すっかりときめいてしまいました。

世界に1つだけのおひなさまなので、今でも大切にしています。

 

【 古来のひなまつりを楽しもう 】

おひなさまを飾り、家族皆で女の子のすこやかな成長を願うひなまつり。
昔は、桃の花を飾り桃花酒(とうかしゅ)を飲んで、桃の持つ「厄災を払うパワー」を頂く祭りでした。

今では江戸時代の頃からの流れで白酒や甘酒が飲まれていますが、古来は桃花酒と言って、清酒に桃の花を浮かべたお酒を飲んでいたようですよ。

女の子達のお祝いと共に、大人はこんな厄払いを楽しむのも良いですね!

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【 不老不死の果実 】

前回書きました中国の西の果てにあるという、崑崙山(こんろんざん)にある、不老不死の仙果の果樹園「蟠桃園」「桃源郷」に実る桃。

孫悟空も食べたと言うこの桃が、実は現代でも栽培されています。

「蟠桃(バントウ)」、別名「座禅桃(ザゼンモモ)」とも呼ばれ、見た目はとても風変わりで、私達がいつも目にするふっくらとした丸い形ではなく、平べったくつぶれたような形です……。

残念ながら、私も実際には見た事も食べた事もありません。
どんな桃なのか見てみたい方は、「蟠桃」で検索してみて下さいね!

実は今回、桃について色々調べようと思ったところ、まず真っ先に飛び込んできた情報がこの「蟠桃」でした。

教えてくれた方も食べた事はなく、ネットで購入しようと思うとだいたい完売してしまっているとの事なのです。
その方が耳にした情報によると、桃の中で一番美味しい桃は「蟠桃」なのだとか。

今回取材させて頂いた桃の木さんは「ゆうぞら」という品種だったのですが、桃の木さんがピアノヒーリングで導いてくれたのは桃源郷……。

美味しいと聞いた蟠桃の情報は蟠桃園(桃源郷)とつながり、桃をテーマにしようと決めた時点でこんな流れになるとは予想も付きませんでした。

毎回パーツが1つずつ揃い、どこかへ導かれ、ピアノヒーリングで降りてくるものと最終的に1つになります。

毎回苦労しますが、謎解きをしているようで面白いので、楽しみながら今回も書かせて頂きました。

蟠桃は珍しい桃で、栽培している農園さんが少ないので、気になる方は早目にチェックして下さいね。

楊貴妃も愛したという幻の桃。
不老不死とまではいかなくても、何だかご利益がありそうですよね!

皆さまも今年の夏は蟠桃を食べてみてはいかがでしょうか。

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「邪気払いと長寿のパワーを持つ古代桃」
2回に亘りお届けさせて頂きました。

桃の持つ不思議な力を少しでもご紹介出来ていたら嬉しいです!
お付き合いいただきましてありがとうございました。

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