「クリスマスの真実」~コラム「幸せにでもなってみるか」Part.34~ガクト(気功家・ヒーラー)




ガクト

12月25日はキリストの誕生日ではない!?

先日ハロウィンを終え、すっかり寒くなってきたこの頃、今度はクリスマスを迎えようと街は活気づいてきています。

クリスマスと言えば、皆さんご存じキリストの誕生日とされていますが、実は聖書にはキリストの年と誕生日には触れられていないことをご存じでしょうか?


つまり、キリストの誕生日は12月25日では無いと言う事です。
実は「聖書辞典」の「クリスマス」の項目にはこのように書かれています。
「キリスト誕生の記念日としてプロテスタントとカトリック教会が12月25日に祝う日、
東方正教会は1月6日、アルメニア教会は1月19日。

はじめて12月25日が登場するのは、コンスタンティヌス治世の325年。

「キリストの誕生の日は不明である」

つまり、学者や聖職者たちはキリストの誕生日が12月25日では無いことを、ちゃんと知っているのです。

え? ちょっと待って?! では一体何の日なの? となるのですが、最も有力な起源として元々は冬至のお祭りだったのではないかと考えられています。

神話では、冬至とは太陽が力を取り戻し、夜を支配し始める時期と考えてました。
そしてこの考えの元から、次々と神様が生まれました。

古代エジプトの神 ホルス
古代ギリシャの神 ヘリオス
グレコ・ローマンの神 アポロ
ゾロアスター教の神 ミトラ

これらの神々の誕生日はすべて12月25日です。

そして……

バアル教の最高神バアルの誕生日も12月25日であり、バアルはニムロドという人物の化身だとされています。

ニムロドとは名前と言うより、ヘブライ語で「反逆者」を意味し、「創世記」に登場する「バベルの塔」で、神に反逆した人物です。

つまり、12月25日はキリストの誕生日ではなく、ニムロドの誕生日を祝う日なのです。

ガクト

 

バベルの塔で神に反逆したニムロド

「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。
あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々のために名を上げよう」
「創世記」11章

ノアの大洪水を逃れた人間たちは、今度は天に届くほどの塔を作ろうと言い始めました。

神は人類がひとつの言葉で話しているからだと考え、彼らの言葉を乱して理解できなくなるようにし、街づくりを妨害したのです。
このバベルの塔を作ろうとしたのが、ニムロドなのです。

「ヨセフスによるユダヤ古代誌」
ニムロドは、「もし再び神が地を浸水させることを望むなら、神に復讐してやると言い、水が達しないような高い塔を建てて、彼らの父祖たちが滅ぼされたことに対する復讐するというのである。
人々は、神に服するのは奴隷になることだと考え、ニムロドの勧告に熱心に従い塔の建設に着手した。
そして塔は予想よりもはるかに早く建った。

「ラビ伝承」
ノアの子孫ニムロド王は、神に挑戦する目的で、県を持ち、天を威嚇する像を塔の頂上に建てた。

つまり、ニムロドとは、神に背き、挑み、威嚇した人物なのです。
ではなぜ、ニムロドとクリスマスが関係するようになったのでしょう?

ガクト

 

ニムロドとクリスマスの関係
 

古代ローマには数多くの祭りが存在していました。
その中でも盛大に行われていたのが、「サートゥルナーリア祭」でした。
サートゥルナーリア祭は12月17日~23日の1週間行われ、生贄をささげる風習や、カラフルな衣装をまとい、大いに飲み食いしたり、小さなプレゼントを作り、贈りあったそうです。
つまり、古代ローマの人々は、キリストが生まれるずっと前からクリスマスを祝っていたのです。

ちなみに、サートゥルナーリア祭で崇拝されていたのはバビロンの神「タンムーズ」であり、タンムーズはニムロドの生まれ変わりとされ、のちに名前が「サタン」と変わりました。

つまりクリスマスとは、キリストの顔を利用した、サタン信仰なのです。
サンタクロースのサンタも「サンタ=サタン」からなるものです。
「Merry Xmas」の『X』という十字に似た文字は、二ムロドのシンボルとされ、merry Xmas は『Magical or Merriment Communion with Nimrod』という説もあります。

ちなみにサンタクロースのお馴染みの真っ赤な衣装は、実は1931年、コカ・コーラ社とアメリカ人画家がコカ・コーラのテーマカラーを使い、「真っ赤な衣装と白いあご髭」のサンタクロースを作りあげたものです。
でも、まあ楽しいからいいじゃん! そう思われるかもしれませんが、本当の意味を知ると素直に喜べないのもまた事実ですね。

 

ガクト

『プロフィール』
下假岳人(シモカリガクト)福岡県福岡市生まれ/
気功家、ヒーラー、作家
REIKIKOU ENERGY WORKS代表
日本レイキ・気功協会代表
福岡市教育委員会・気功講師
(東京・大阪・奈良・京都・福岡)etc、各学校・協会外部講師

海難落雷事故の経験により、異次元論や宗教哲学に目覚める。
中国気功を学びながら 霊気(REIKI)と出会い師範を取得。
道(TAO)思想・陰陽五行・神仙道を主体とし気功と霊気を融合し、
独自のスタイルで構成した〈霊気功〉を確立、「幸せ体質改善」「更に輝くオーラ作り」とした幸せである為の”究極メソッド”を中心としたメンタルトレーニング(霊気功)による、ストレス除去、自然治癒力を高める呼吸法など、企業や職場、学校、院内、各種施設等で手軽にできる気功法を全国でワークショップ開催中。
小学生からお年寄りまで幅広い年齢層がワークショップへ参加している。
その他の著書に「幸せにでもなってみるか」「何かいい感じ」「幸の素」などがある。

公式ホームページ
http://www.reikikou.com
下假岳人・公式ブログ「何かいい感じ」
http://ameblo.jp/gakt2010/

 

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