時間は平等ではない~コラム「幸せにでもなってみるか」Part.23~ガクト(気功家・ヒーラー)

どんなに硬いコンクリートでもガラスやプラスティックでも、1億年あれば全てリセットされるらしい。全ての物質が分子レベルで崩壊し自然に戻っていくのだ。

~ 時間は平等ではない ~

いよいよ2016年も下半期となった。
灼熱の太陽と共に蝉の鳴き声がうねりとなり、夏が本気出してるのを五感で感じる。

実は去年の今頃、カブトムシのつがいを2セット頂いた。
ひと夏で大量の卵を産み落とし、幼虫となったのがなんと30匹だった。

大きな観測箱を5つ用意し、育てること1年。しかし、そのほとんどが絶滅してしまった。
奇跡的に、もっとも少ない数の幼虫を入れていた箱から数匹だけが蛹となり成虫となった。

かぶとむし

 

何がいけなかったのか? 先日、カブトムシ研究会というものに参加してきて手ほどきを受けてきた。
なるほど、「数が多すぎてもいけない」「同じ親同士による血縁が濃い幼虫はバランスをとるように死んでしまう」「外で飼育はNG」「ウッドチップを使うべし」etc。

成虫になると平均2~3ヵ月生きるそうだ。確か去年もそうだった気がする。
トータル1年ほどのカブトムシ観測。
カブトムシの1年を観測しながらある仮説が頭をよぎった。
僕から見守り続けたカブトムシ観測は1年だったが、カブトムシからすれば100年に値するのかもしれない。

つまり、人間と箱の中のカブトムシとでは時間の感じ方が違うのかもしれない。
僕たち人間からカブトムシを観測した時、その箱の中で流れる時間はたった1年ほどでも、カブトムシたちが体感する時間は100年に及ぶ波乱万丈の人生だったのかも知れない。
ここでさらなるキーワードが脳裏をよぎる。
「分けられた箱」「少ない人口」「適正な環境」「体感時間は平等ではない」

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~ 惑星によって時間の流れが違う ~

たとえば、この箱を「惑星」と例えたならどうだろう?
地球、火星、金星、土星、木星……。
そしてあらゆる惑星に同じように幼虫(人類)が存在し、「分けられた箱」「少ない人口」「適正な環境」「体感時間は平等ではない」と言ったキーワードで、幼虫(人類)は文明という名の歴史を作り出しているとしたら。
ここでのポイントは「時間は平等ではない」ということだ。
たとえば、地球よりも重力が大きな星だと時間もゆっくり流れる。
地球よりも重力が大きなある惑星での1時間が、地球での7年になる。そのような現象を宇宙物理学で「ウラシマ効果」と呼ばれている。
それらは光の速さ(秒速30万キロ)を基準に、光速に近づくほどに、時間の流れが相対的に遅くなる物理現象をアインシュタインが理論化した「特殊相対性理論」に基づいてる。

つまり、速さや重力によって時間は平等ではない。ほんのわずかだが地球上でもそれらを体感することができる。

たとえば、超高層ビルの1階と最上階があるなら、どちらが長生きすると思う?
正解は「1階」である。高い場所に行けば行くほど地上より離れてしまう。つまりそれは、地球の重力からも離れてしまうことを意味する。地球から離れれば離れるほど地球の重力の影響がなくなるので、時間は早く進みだす。
たとえば地上から飛行機を見上げると飛行機はのんびり飛んでいるように見える。
しかし、そんなはずがない。実際のジェット機の速度は追い風の場合1030Km/h程度、地上より1万フィート(3.048km)上空を巡航航行している。

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話をカブトムシに戻そう。
つまり僕が言いたいことは、この地球「観測箱」での100年は誰かのひと月ほどしかないかもしれないということだ。
誰かって? それは知らない(笑)
ただ、自然科学者のシミュレーションによれば、惑星は1万年あれば全ての建造物がこの世から消え緑豊かな地球が再生されるそうだ。

ブロフ
参考:ライブドアニュースhttp://news.livedoor.com/article/detail/11595386/

更に、どんなに硬いコンクリートでもガラスやプラスティックでも、1億年あれば全てリセットされるらしい。全ての物質が分子レベルで崩壊し自然に戻っていくのだ。

何度も言っているが時間は平等ではない。
「うるう年」、「うるう秒」という言葉を聞いたことがあるだろうと思うが、つまり日時がズレているということなんだ。
当たり前じゃないか? と言われるかもしれないけど、本当は「1日は24時間」でもなければ「1年は365日」でもないということなんだよ。
そして、今年2016年こそが、その「うるう年」だ。
ちなみに次回は「2020年」にうるう年、つまり日時がズレる。

だけど奴らからすれば僕たちの体感時間なんてほんの一瞬なのかもしれないけどね。
(だから奴らって誰? 笑)

ブロフ

 

『プロフィール』
下假岳人(シモカリガクト)福岡県福岡市生まれ/
気功家、ヒーラー、作家
REIKIKOU ENERGY WORKS代表
日本レイキ・気功協会代表
福岡市教育委員会・気功講師
(東京・大阪・奈良・京都・福岡)etc、各学校・協会外部講師

海難落雷事故の経験により、異次元論や宗教哲学に目覚める。
中国気功を学びながら 霊気(REIKI)と出会い師範を取得。
道(TAO)思想・陰陽五行・神仙道を主体とし気功と霊気を融合し、
独自のスタイルで構成した<霊気功>を確立、「幸せ体質改善」「更に輝くオーラ作り」とした幸せである為の”究極メソッド”を中心としたメンタルトレーニング(霊気功)による、ストレス除去、自然治癒力を高める呼吸法など、企業や職場、学校、院内、各種施設等で手軽にできる気功法を全国でワークショップ開催中。
小学生からお年寄りまで幅広い年齢層がワークショップへ参加している。
その他の著書に「幸せにでもなってみるか」「何かいい感じ」「幸の素」などがある。

 

公式ホームページ
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