魂のQOL向上のためのスキルを、鑑定師惠美子がお伝えするシリーズ。
今回は「2015年をやり残さないために必要なこと」について、お伝えします。
■やりきる、使い切る、出し切る、が大切■
今年も残すところ、あと二ケ月を切りました。
年賀状のCMや、ハロウィンが終わって早々にクリスマス商戦や、ディスプレイが街をにぎわせていますね。来年のカレンダーや手帳は、もうゲットされましたか?
わたしは毎年10月始まりの手帳を使っているので、もう一カ月も前から手帳の表紙には「16」の文字が躍っています。来年に向けて意識が動きやすくなるこの時期。
でも、待ってください。今年はまだ終わっていません。この時期こそ、一年の総決算をスタートさせておかねばなりません。エネルギーというものは、備蓄ができません。そして、使い切らなければ新しいものが入ってこないという性質を持っています。
出し切る、使い切る、そして常に新しく保つ。出し惜しんで残しておいても、そのエネルギーが他のものに転用できるとは、限らないのです。たとえば、燃料の灯油。灯油で車は走りませんよね。走行すれば壊れます。
つまりエネルギーとはその用途によって質が違っているものなのです。これを人間に置き換えると、エネルギーの質が合わない=仕事が合わないなどという出方をします。そのために、転職して落ち着く先を見つける。それは結局は、自分という燃料が役目を果たす場所(モノ)を探しているにすぎないのです。
昔の人はよく言ったもので、これを「水が合わない」などと表現していました。人間は成分の70%位が水分ですから、あながち間違いではないでしょう。
■出力の癖、判っていますか?■
「出し惜しみ」という言葉があります。言葉の通り、出すことを惜しむ状態に使われます。この惜しんでいることが、のちのち更に面倒を起こすことを知らない、もしくは教わっていない方に起こりやすい現象です。エネルギーの基本は「出すのが先」。
そして、「出したものと同質ものが戻る」という性質を持っています。
この点は大変注意が必要です。出したものと同じものが戻るわけではなく、同質ものが戻る。この場合、出したもので一番大きなボリュームを示すのは「思考」です。