風鈴は暑さを払うだけじゃない。スピリチュアルな使い方を大公開!

ネガティブなエネルギーを退けるといわれている風鈴。風が持つポジティブな性質をパワーアップさせて、その恩恵を得ることも可能です。吹いてくる風のエネルギーを強化する方法を目的別に伝授します。

今年は梅雨が遅く、「6月から強烈な暑さ」がやってくるという予報がでています。
そのかわり、夏本番の7月は「雨が多い」ということですので、「暑くて湿気が多い」という不快指数の高い夏となりそうです。

そんな夏を乗り切るために、エアコンなどを効果的に使うのはもちろんですが、電気代もかからず、なおかつスピリチュアルな効果も兼ね備えているアイテムを活用しましょう。
そのアイテムとは「風鈴」。

風鈴の起源ははっきりとしていませんが、土で作った「土鈴」が「縄文時代の遺跡」から出土していますので、かなり昔から使われていたと考えられています。
現在の、風鈴にもっとも近い形のものとしては、お寺で使われていた「風鐸(ふうたく)」があります。

こちらは、青銅で作られた「小さな鐘」といった姿をしていますが、構造的には風鈴と同じで、内部に設置された「舌」が風によって揺れることで、音がでるようになっています。
一般的な風鈴は高い音を出しますが、風鐸の音はそれとは異なり、どちらかというと鈍い音を発し、これによって「邪気を祓う」といわれていました。

そんな風鐸を、お寺の四隅に飾ることで「音によって結界を張り」、風にのって訪れる「疫病や、ネガティブな存在」を寄せ付けないようにしてあったのです。
一説によると、風鐸の音が聞こえる範囲はすべて「聖域」であるとされていました。

一般的には、風鈴すべてがネガティブなエネルギーを退けるといわれていますが、「五行」の法則で考えると、風に乗ってくる邪気を祓うためには「金属製」もしくは「高い音」が出る必要があります。
ですので、邪気を祓うために、風鈴を設置する場合は、金属製のものか一般的なガラスのものを使うといいでしょう。

反対に、風が持つポジティブな性質をパワーアップさせて、その恩恵を得ることも可能です。
その場合は、「木でできた風鈴」を使えばいいのです。
木の風鈴というと、ちょっとイメージが難しい方もいるかもしれませんが、流木や小枝などをしっかりと乾燥したものを紐で結んで吊すことで、素敵な風鈴ができあがります。

音は当然ながら低いものになりますが、吹いてくる風のエネルギーを強化してくれます。
ただし、かける方向に注意を払う必要があります。
どんな注意が必要なのか、目的別にわけて、どんなタイプの風鈴を、どこに飾るといいのかを、いくつか例を紹介しましょう。

【邪気祓い】
○風鈴の材質…金属、もしくはガラス、自作する場合は缶詰の蓋や、空き缶を使ってもOK
○設置場所…窓の外。
○方角…方角は特になし。

室内に風が入ってくる前に浄化するために、室内ではなく、室外に飾ってください。
材質的に雨風にも強いので安心です。
また、方角の指定はありませんが、本格的に結界を張るならば東西南北すべてに吊すというのもありです。

【暑気払い】
○風鈴の材質…基本的にはなんでもOK。オススメとしては金属、ガラス、貝殻
○設置場所…室内。よく音が聞こえる場所に設置しましょう。
○方角…基本的にはどちらでもOK。オススメとしては南。

暑気払いは、難しいことを考えなくても問題ありません。
風によって奏でられる風鈴の音によって、人間の脳は涼しさを感じるという説もあるほどですので、音さえ聞こえれば大丈夫です。
エネルギー的に考えると、水の要素をもった「貝殻」をつなぎ合わせた風鈴をつくることで、爽やかな海のエネルギーが「涼」をもたらし、それを、南に置くことで夏の強力なエネルギーを抑えてくれます。

【愛のエネルギーを呼び込む】
○風鈴の材質…金属、もしくはガラス及びパワーストーンやビーズ。
○設置場所…窓の外と、室内の2ヶ所
○方角…西。

最後はなにかを払うのではなく、呼び込む方法です。
それだけにちょっと複雑になります。
まずは、悪い影響などを祓うために室外に金属製の風鈴を設置します。
次に、風の中にある愛のパワーを強化して呼び込むために、穴の空いたパワーストーンや、ビーズを繋いだ風鈴を設置しましょう。

この時に使うパワーストーンや、ビーズの色は「ピンクや白」といった明るい色にしましょう。
ローズクォーツなど、「愛に関連したパワーストーン」を使うのも面白いかもしれません。
これらを西に設置することで、西風が持つ「親愛」「愛情」「喜び」といったパワーを増幅して風と共に家に招き入れることができます。
前もって、金属製の風鈴で西風が持つネガティブな要素である「色情」「誘惑」「偽善」といった要素を祓っておくことが重要ですので、必ず、2種類の風鈴を設置してみてください。

どの方法にも共通しますが、出来れば手作りで風鈴を作ってみることをオススメします。
音は市販の物に劣ると思いますが、自分で作った物だからこそ、エネルギーを祓ったり、もたらしてくれる力は強力になりますので、ちょっとした夏休みの工作だと思って取り組んでみてくださいね。

Japan tradition “wind chimes”.
Wind chimes call the coolness and spiritual power!