ココロセラピストが語る!「幸せになって良いかどうか?」の話とは!?

「私、幸せになっても良いのでしょうか?」という質問に「YES」と回答するセラピストの著者。そうです、「生命は誕生した瞬間から生き抜くようにプログラムはしてある」のだから幸せに生き抜きましょう!

不思議な疑問……。

時々こんな質問を受けることがあります。それは「私、幸せになっても良いのでしょうか?」という質問です。今では慣れてしまったので、それほど気にならなくなりました。しかし昔は正直なところあまり意味が分かりませんでした。幸せになって良いかどうかを僕、もしくは誰かに聞いても意味があるのだろうかと。でも、この質問と遭遇する率って想像以上に高いのです。なので、これを機に、ここでその回答をしたいと思います。

私、幸せになっても良いの?

回答は「YES」です。「何故私は幸せになっても良いのですか?」とは、さすがにあまり聞かれたことはありません。せっかくなのでそちらも回答します。何故あなたが幸せになっても良いのか。それは、誰かがあなたを不幸にする権利を持っているわけではないからです。

確かに、この世に生まれてきた全員が必ずしも幸福な生涯を送れるとは限りません。もしかしたら不幸なまま人生の幕を閉じてしまう方も少なくないのかもしれません。それでも、それは結果論であって、そこに幸せになってはいけない理由が存在するわけではないのです。

私は幸せになるために生まれてきたの?

では、人は幸せになるために生まれてきたのでしょうか。それに関しての答えは僕には分かりません。ただ、1つ言えることは「生命は誕生した瞬間から生き抜くようにプログラムはしてある」と思っています。動物だって植物だって決して命を無駄にはしません。

人間には感情があります。この感情こそが人生の質を決めると言っても過言ではありません。そう考えると「私、幸せ!」と思っている状態の方が生き抜くうえでは断然有利と言えると思います。だとすれば幸せになるために生まれてきたかを自問自答するよりも、幸せを目指した方が良いのです。

あからさまに誰かを陥れたり、迷惑をかけてしまった人は罪の意識もあると思いますし、社会的な罰を受けなければならないかもしれません。

だからと言って、必ずしも自分を不幸にする必要はないと思います。それは決して開き直って良いという事ではありません。罪の意識が必要な状況であれば罪の意識を残したまま、それはそれとして幸せを目指せば良いと思います。そして改心するなり改善するなりするように努めたら良いと思います。開き直りすぎたり、改心する気の無い人は、そもそも他の人たちに嫌われますのでその時点で幸せにはなれません。本当に悪いことをしてしまったら自ずと誰かが裁いてくれると思います。

私、運が悪いんですけど…。

幸せになって良いと言われても、どうも自分は不幸な気がすると思っている方も少なくないと思います。もちろんそういう方がいても不思議ではありません。矛盾しているようですが、人間は不平等という点では等しく平等なのです。色々な人が確かに存在します。誰がどのくらい幸せかを数値化することはできませんし、ましてやする必要もありません。人によって何を幸せと呼ぶかも違うと思います。

ただ、幸せを誰かと比較しないでください。比較をしてしまうとキリがありません。上には上がいますし、その上にはもっと上もいます。誰かと幸せを比べ始めた瞬間に、あなたの幸せは著しく底辺に思えてしまう危険性があります。でも、本当はその比較対象こそが幻想なのです。

なぜなら幸せとは自分の心で決めるもの、感じるものだからです。もしあなたが自分を運が悪いと思うなら、運が悪いなりに少しでも改善するゴールを設定すれば良いのです。一歩でも何かしら前進出来たら幸せですよね。大きな幸せというのは小さな幸せの積み重ねを如何に実感できるかで決まるとも言えると思います。

不幸なら不幸なりにホンの少しだけでも良いから幸せになるように考えてください。そして行動に移して下さい。不幸とは、自分が不幸だと思い込んだ瞬間に始まるのです。時には自分が幸せと思えないときもあると思います。それはそれで良いと思います。無理に自分は幸せなのだと思う事が辛くなってしまう事もあると思います。

不幸から抜け出すにはどうしたらいいの?

自分が不幸だと感じたらどうすれば良いか。自力で解決できそうなら自力で乗り越えて解決すれば良いと思います。自力だけでは無理そうであれば、誰かに力を借りれば良いと思います。

それでも幸せになれない人の多くは大きな勘違いをしている場合が多いです。もっとも多いパターンは、同情して貰えば、誰かが無条件で何時でも何処でも何度でも優しい手を差し伸べてくれると思っていることです。次に多いのは、それが叶わないとわかると世の中は冷たいとか、みんな薄情だと言う思い込みに支配されてしまうことです。残念ながら世の中はそれほど甘くはありません。度が過ぎて他力本願過ぎると、嫌われてしまうので明らかに負の連鎖に陥ってしまうのでくれぐれも注意してください。白馬の王子様を待っていても、簡単にはやって来ないのと同じです。何の意思もなく行動もしない人を誰がお姫様扱いしてくれるのでしょうか。まず、あり得ませんよね。

もしあなたに何らかの問題があるとすれば、専門家に相談するのも良いと思います。体型を気にしているなら、栄養や運動の専門家に相談するのも良いかもしれません。心に問題があるのなら、カウンセラーなりコーチなりに相談すればいいと思います。大切なのは抱えきれないほどの悩みを独りで対処しようとしないことです。

幸せになるための第一歩は?

では、最後に具体的に幸せになるための第一歩を教えます。これは簡単です。しかし、お手軽、簡単効果絶大、完全保証付き……というようなものではありません。幸せになるための基礎だと思ってください。

それは「私は、幸せになることを決めました!」と宣言することです。誰もいない静かで安心できる場所で、胸に手を当てて深呼吸しながら心を込めて何度か繰り返してみてください。

今まで、自分は何処かで自分が幸せになる許可を与えていなかったことに気づくかもしれません。あなたの潜在意識にあなたの幸せになる決意をインプットしてください。

ここから先は人によって幸せになる方法は異なるかもしれません。それでも幸せへの第一歩は踏み出せると思います。遠慮なく幸せになって下さい。

あなたが幸せになってくれたら、僕も幸せです。