2016年最初の満月は水星逆行中にやってきます。
後ろを振り返れという命令口調の水星逆行最中に、満月はグイーッと「さっさと早く前に行け! と言わんばかりのパワーです。
まるで台風の中をアクセルいっぱいで進まされている車のようです。
逆風スゴくて車体が浮いてるみたいだけど大丈夫?
じゃじゃぶりなのにこんなスピード出して走ってて平気?
そんな言葉をつぶやきながら不安いっぱいで運転しているような感じの満月。
新しい年に入って一息ついた途端の水星逆行。
「なんで今頃そんなこというねん!」みたいなことが起り始め、やっぱりあの時そうしとけばよかったんだよね~、的なことがあれこれ出てきます。
でもそれは、嫌なことばかりではなく、今後新しいステージに行くために一度後ろを振り返って綺麗にしてこい! という時間を与えてもらったということで、運命の親心的なタイミングなのです。
このまま進んで行けば、逆に将来もっと気をもむことになるかもしれません。
片づけていない問題はトラウマとしていつまでも同じような事を引き寄せ、何度もあなたは苦しむことになりますから。
過去は過去だけど、近い過去ほど手を施しやすくなります。
たとえば、自分がいけなかったと思うことには謝罪して、気になることは確認して、納得してないことは調査して、全てのことを今ここで完結しておきましょう。
そうやってこそ初めて思い残すことなく次のステージに行けるのです。
今のごちゃごちゃしている人間関係も、なんでそうなるのか? と逆行していくと、表面の出来事ではなくて、もっと根本的な問題の種を見つけられるでしょう。
満月と言うのは普段隠されて良く見えない部分が露呈するタイミングです。
それが水星逆行中ってことは、過去の問題の本当の問題点がわかるということです。
それはパッと見違うなと思っても、いったん受け入れてみてください。
あなた自身も気づかなかったことがあれこれあって、納得できないこともあるでしょうが、そこは感情をからませずに、ただ現状を受け入れてみるのです。
そうやって広い視野と心で客観的になることも満月には必要なことです。
普段見えなかったあなたの身近な問題の「種」は、少し過去のあのことだったんだと、まったく思いもしない出来事からふと気づいたりすることが出来たりしますので、この時期はまず受け入れてみることが大事です。
ただ、それが良いとか悪いとかではありません。
正解も間違いもありません。
けしてジャッジしてはいけません。
ただ、それがどうしてそうなったのかというプロセスをしっかりと理解することが大事です。
それが受け入れるということです。
そして理解するということは、今後同じことを繰り返さえさなくて良くなりますし、もっと良い方法でそのことを乗り越えられるあなたになれるということで、その経験はそこで全て完了です。
そうすれば、いままで伸び悩んでもがいていたあなたが、気が付いたらもうすでに、一段上のステージへ上がっていることでしょう。
今年は色々なことを完結していかなければいけない一年です。
古い習慣にとらわれ過ぎていた毎日から、少しづつでも新しい習慣に移って行けるように、あなたの中に眠る問題が露呈して来たら、今このときに真っすぐ向き合い、解決し、暦で新しい年となる節分までに整理整頓しましょう。
あなたにとって最高の一年となりますように!