メディテーションの力①〜Meditation power Part.1〜 マインドが脳にもたらす影響力

マインドが持つ性質は、“ 私達の人生のテーマが寿命をまっとうし、いろんな感動体験を重ね、より深く自分を理解すること”。しかしこれには一つ問題があります……

春になると急に心がざわざわしていろんなことを欲張ってやりたくなったり、また逆にわけもなく急にこれ以上ないほど気分が落ち込んだりすることがあります。
それはホルモンのせいではなくホントは私達の脳の働き……そう、マインドのせいなのです。

「感情」はもともといろんな思い付きと同じく、空を流れる雲のように絶え間なく生まれては消えて行く、必要以上に私達が気にしないで放っておけばすぐ去っていくもの。
せいぜい場面を盛り上げるバックコーラスかバックダンサー。
その日のその時のパフォーマンスに応じ入れ替わりたちかわり現れてはそれを盛り上げていきます。

マインドはその反対に私達の生存の根源と繋がっているゆえに、ずーっと幼い頃の潜在意識や更にDNAや魂の無意識領域のデータバンクと太いパイプを持っているもの。

常に意識の中心に出張ってきては非常事態に備え、失敗せず可能な限り苦痛や損する羽目に遭わないように目を光らし、日々のドラマの背景や真ん中でその出来に気を揉みながら、人生の最終日まで無事に過ぎることを祈っている興行主みたいなものです。

マインドが持つこのような性質は一般的に、

私達の人生のテーマが寿命をまっとうし、その間にできるだけ多くの触れ合いを重ね、大小問わずいろんな感動体験を重ねより深く自分を理解し世界観をひろげていくこと

というように理解されます。

これらはもちろん悪いことではありませんが、そこには1つ問題があります。

 

マインドの欠点とその改善方法とは…

私達人間の肉体はこの物質次元に属してますが、魂やスピリットの次元にも同時に多次元的に存在するゆえに、自らの内に備えている直観やスピリット界から流入する『今』に最適化された情報を取り入れて、どんどん自動アップデートを繰り返しながら進化していくスーパーマシーンとしての受信機能があります。

しかしその速度についていけない古いバージョンの、これまでの社会生活で培われた自己保存重視のマインドが、鈍重なセキュリティソフトの如くいちいち状況チェックしようするため、直観が命じる行動のタイミングが狂ってしまうことが多々あります。

また私達が思い切って自分の旧式な思い込みのデータファイルを捨てようとするとマインドがすぐさま抵抗し『いいんですか?ファイルは削除したら修復できませんよ?』と不安を掻き立てる警告を送ってきてしまいます。

それにより私達は過去でも未来でもなく『今』すべきことを伝えて来る直観がくれる情報と、未来を憂い過去の経験から割り出した安全重視の思考のどちらを取るか混乱し葛藤し、そのうち疲れてこの現実から逃避したくなっていきます。

こうなったら人生は重荷になってしまいます。

あ~どうしよう? 簡単です。
マインドの管轄する脳の空き領域を増やしてあげることです。
そこにメディテーション(瞑想)があります。
メディテーションは心身のリラックッス状態を誘い、慢性的に先走った未来の妄想や過去の嫌な記憶に囚われ感傷的になっては些細な出来事に過剰反応してしまいがちなマインドをクールダウンさせれば、あたかも脳のデフラグをしたかのように物事がシンプルに見えてきます。

誰にでも簡単に瞑想ができる方法があります。
それはキース・ビーハンさんおすすめのショート・メディテーションです。

そんなキース・ビーハンさんが教えるメディテーションを次回お教えします。