恋の季節が到来 自分だけの縁結びのパワースポットを見つけてみませんか?

近年増え続けるパワースポットブーム。でも自分にあったパワースポットっていったいどうやって見つければいいの? そのための目安をいくつか紹介しましょう。

になると、エネルギーが動き始め、植物や動物はもちろんのこと私たち人間も活発に動きたくなる季節。

それは、恋愛に関しても同じかもしれません。

意中の相手がいる場合はアプローチをするための後押しや、あと一歩を踏み出すためのきっかけが欲しい……
相手がいない人は素敵な出会いを求めて…

そういった恋愛に関する願いを叶えるために、有効だとされているのが、縁結びのパワースポット。

近年パワースポットブームによって、全国各地で縁結びの神社が紹介されるようになりました。
たとえば、東京都の「東京大神宮」、京都府の「地主神社」、島根県の「出雲大社」などは誰でも知っている有名どころといえるでしょう。

一度、縁結びのパワースポットとして有名になると、多くの参拝者が訪れます。
それによって、神社やお寺が活性化するのは素晴らしい事ですが、その反面、エネルギー的に見ると問題がおこっていることもあります。

恋愛という、女性にとって一生を左右しかねない重要なものごとを祈願するわけですから、そこには強い思念がエネルギーとして残ります。

きちんと、神様をお祀りしていれば、それらは昇華され、巡り巡って願望を達成させてくれる力になりますが、あまりにも多くの思念があると、神社やお寺がもっているエネルギー的なキャパシティをオーバーして、そこに人の思念だけが溜まり続けるケースもあるのです。

さらに、縁結びの御利益を無理矢理こじつけたようなスポットの場合は、エネルギーの質が違うということもあって、より状況が悪化してしまうこともあります。
そんな無理矢理パワースポット化してしまった場所として、最近話題になっている場所があります。

それは東京都渋谷区にある「226事件の慰霊碑」。

こちらは、1936年に起きたクーデター事件で命を落とした人の慰霊の為に建てられたものですが、なぜか、縁結びのパワースポットになっています。

この慰霊碑の前で告白やプロポーズをすると、クーデターで命を落とした霊が恋愛を応援してくれるのだそうです。

国を変えようという強い想いを持って、自らの命をかけた霊が、恋愛の応援をしてくれるというのは、あまりにもむちゃくちゃな話だということは、少し考えればわかると思います。

このように、最近では縁結びのパワースポットは、かなり無理矢理作られることも増えてきましたので、そういった情報に惑わされずに、自分だけの縁結びスポットをみつけることをオススメします。

では、いったいどうやって見つければいいのか?
そのための目安をいくつか紹介しましょう。

・ご祭神を確認する
恋愛や縁結びに関係した神様が祀られているところならば、縁結びの御利益は、間違いないでしょう。
たとえば、「大国主命」「豊玉姫命」などがご祭神のところはオススメです。また、「素戔嗚尊と奇稲田姫」などのように、夫婦の神様が祀られているところも縁結びには向いています。

・由来を確認する
ご祭神とは関係なく、神社やお寺にまつわるエピソードが縁結びに向いているというものもあります。
よくあるのは、仲良く二つの木がからみあった「夫婦樹」が祀られているというものですが、他にも、歴史上の人物が関係しているものもあります。
たとえば、源頼朝と北条政子が腰掛けて愛を語らったといわれる、静岡県の「伊豆山神社」にある腰掛石のようなものです。

神社やお寺では、そういったなにがしかの由緒があるものに関しては、説明が書かれていることが多いので、そういったパンフレットや説明看板をしっかりとチェックするといいでしょう。

・自分の直感を信じる
もっとも大事なポイントです。どんなにテレビや雑誌などで紹介されていても、多くのネガティブなエネルギーが集まっていれば、御利益などはありません。すがすがしい神気をまとっていた神社が、テレビで紹介されて一躍人気になるとともに、お金儲けに走って、ひどいエネルギー状態になってしまう、というケースはよくあります。

そういう場所を訪れたときに、なんかいやだなぁ、とかちょっと違うな…と思ったら、祈願をするのではなく、神様や仏様にご挨拶だけして、他の自分にあった場所を探しましょう。

日本は全国各地に、たくさんの神社やお寺があります。
まさに数え切れないぐらいあるわけですので、その中には、まだまだ名前は知られていないけれども、有名なパワースポットよりも力の強い場所があります。

そういった場所を見つけられればベストですが、例え無名の場所でも、自分のエネルギーとぴったりだと感じることができれば、縁結びの御利益も有名どころに負けないぐらいパワーアップしますので、春のお散歩がてら、まずはお近くの神社やお寺を訪ねてみてはいかがでしょう?