女性ならば、誰しも美しさを求めるもの……
そんな美しさを与えてくれる伝説の水があるというのをご存じでしょうか?
「そんな都合のいいものが本当にあるの? 」
と思うかも知れませんが、実は結構あるんです。
まず最初に紹介するのは、青森県にある美人になれる水。こちらは、青森県青森市浪岡というところにある、その名もズバリ「美人川」という川の水です。
平安時代に不細工だといわれていた姫が、この川の水で顔をあらったことで、美人へと生まれ変わったという伝説があるのです。
川の大きさは幅約1メートル、長さ約300メートルとかなり小さいめ。地元の人は以前は飲料水としても使っていたということですが、現在では飲んだりする人はいないようです。
しかし、今でも水の流れは美しく、顔を洗うぐらいならば可能なようです。
いくら美人になれるといっても、川の水で顔を洗うのはちょっと……
という方は、パワースポットの中にある美人になれるお水はいかがでしょう?
愛知県名古屋市にある「熱田神宮」は、三種の神器のひとつである「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」が祀られていることでも有名なパワースポットですが、その境内に「清水社」というお社があります。
こちらは「罔象女神(みずはのめのかみ)」という水の神様を祀っており、社の奥にはわき水が出ています。
こちらのわき水をひしゃくですくって、中央に小さく突き出ている石塔に3回かけて願いをかけると、その願いが叶えられるといわれています。
一般的には眼病に効くとして有名なのですが、この石塔が実は「楊貴妃」のお墓だという説もあり、絶世の美女である楊貴妃にあやかって、こちらに願いをかけることで、美人になれるというわけです。
基本的には石塔に水をかければいいのですが、綺麗な水ですので、やろうと思えば、美人川と同じように実際に水で顔を洗うことも可能です。
最後に紹介するのは、美しさで名高い祇園の舞妓さん、芸妓さんも通うという霊験あらたかな、美しくなれる水。
こちらは京都の「八坂神社」の境内にある「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」のご神水。
社名からして、すでに美人になれそうな感じがありますが、こちらのお社には「宗像三女神」が祀られており、「美」に特化した願い事を叶える神社として知られているのです。
こちらのご神水は「美容水」と呼ばれており、顔に少しつけるだけで、身も心も美しくなるといわれています。
如何だったでしょうか?
青森から京都まで、美人になれるお水を紹介しましたが、興味のある方はお近くのスポットを尋ねて見てください。
根性のある方は、かなり距離はありますが、青森から京都まで巡ってみるというのも、面白いかもしれませんよ?
【今回紹介したスポット一覧】
美人川(美人川公園)
青森市浪岡大字五本松字羽黒平9-2
清水社(熱田神宮内)
愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
美御前社(八坂神社内)
京都府京都市東山区祇園町北側625