私の守護天使からのメッセージ:Ⅲ「綿毛に包まれて生きていく」〜Vol.24

素直に好きなものは好きと言える自分でいましょう。 やりたいことはやりたいと胸を張れる自分でいましょう。 自分らしく、素晴らしい個性に磨きをかけて、人生をやりぬきましょう。

本当の自分では駄目だから問題が起きている(人間界は問題ばかりが当たり前だが)と感じていて、本質の似ている私より、生真面目な“R”に相談してきた。
ほどなくして、今のストイックで自分を急き立てつづけ、常に何かしていなければと思うAriが出来上がったのだ。
もちろんそれはAri本来とは違う部分であっただけに、大きな成果となって魂は成長した。それは、それで素晴らしいのだ。

しかし、この何年かは違っていた。真面目にやるほどAriの必要なものは遠ざかって行った。あらゆるものを失った。いや、今も失い続けている。これも悪くないことでもある。
新しいものを発見するには、今までのものを整理し排除することは、光を自身に取り込みやすくするようなものだからだ。

しかしそろそろ、私は新しい提案をする最適な時だと感じた。
伝えるべき日の朝から下準備は開始した。
私はAriの日ごろの悩んで疲れた心にヒーリングエネルギーを送った。近頃のAriは植物エネルギーを取り入れる作業さえ怠っていた。
Ariは朝から諸君にも伝えたであろう。根拠がないがとても爽やかな気分だと。

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そして1日を終えようとしている夕暮れ時に、私はAriの準備が出来ていると感じたので話かけたのだ。
「Ari, 今日は随分気分がいいようだ。」
「そうなの。なぜかわからないけど。」
「Ari, 産まれる前の事を覚えているかい? 君はとても悪戯好きで、とても楽しい娘だった。我々もそんな君を見るのが好きだった。」
「本当にそうだったわね。こちらに来てからもそれを完全に消すことは出来なかったわ。娘には沢山の悪戯を仕掛けていたの。とても楽しかった。あの子の笑う姿や、怒ることも、そして驚くことも、みんな楽しかった。」
「Ari, 今その本質を感じているのではないかい? 今の感情は自分らしい波動だと思わないか? 」
「ああそう、確かに懐かしい。そして心地良いわ。楽だし、何だか沢山の抱え事もどうでもいいくらいの気分。」
「Ari, 君は真面目に生きてきた。いつも自分はまだ駄目だ! もっと、もっとと。その生真面目さは今の君を作った。だからこそ、此処まで成長したのだろう。以前に海外のヒーラーにも言われたから、その事は意識しているだろう? でも、もう限界を感じている。今までのやり方では駄目だと分かっている。」
「うん。でもどうしたらいいかわからないの。色んな書籍を見ても、誰と話してもわからなくなるばかり。混乱するばかりなの。」

そして、私はAriの心の動きを眺めていた。まだ本来のAriのエネルギーのまま何か感じている様だった。
「Ari, 君は本来の自分、ありのままでいる自分に罪悪感を抱いている。また、好きなことをすることも、好きなものを得る事にも、常に周りを気にしてきた。

いいかい、好きなことをすることは罪悪ではない。ありのままに生きることもわがままやエゴではない。それが強欲で他者を傷つける目的、他者の学びを妨害する目的なら別だ。
何故、AriがAriでいてはいけないのだい? あのAriはそんなに悪いのかい? そして君が望んでいる全ての事は悪いことかい? 私には見えている。Ari, お前の望んでいることにはクリアーなものしか見えないのだが。」
「ううん。第三者の目で見たらそうなのかもしれない。でも娘が亡くなって、その気が無くなっているのも事実だし、上手く行かないことばかりなのは、何か私が間違っているとしか思えないの。私には幸せになる、また、人に提供する資格が無いのかもしれない。」
「Ari, だから最近、スピリチュアリティな事もしなくなっていたのだな。でもそれこそが間違っているから上手くいかないのだよ。楽しんだらいい。その明るく屈託ないエネルギーのAriでいい。気持ちいいだろう? 」
「確かに気持ちも軽い。とても爽やか。“Y”のようになってみたい。」
「私のようにではなく、Ariが今感じているのが、お前本来のものなんだよ。」

そして、Ariの気持ちが解き放たれるのを感じた。
そして少し時間を置いてからAriがつぶやいた。」
「しんどい時は、あれもね、これもね、何とかしなきゃ! 引き寄せなきゃ! って思うのだけど、実際には叶わないことに失望してたの。でも贅沢よね。今は取りあえず1つに集中して、順番に叶えていくべきだよね。」
「Ari, それは違う。魂の力は100個の望みを瞬時に叶えることも可能なんだよ。それほどの力がある。」