想像してみてください。
A子さんはとても真面目な方です。老後の資金も70歳まで生きると考えて定年後の施設の費用を割り出し、それに向けて貯金をしています。また、結婚を想定し、子供が2人としての費用を割り出して、これも半分は私の負担と決めて、定期預金も組みました。もしもの為に、数種類の保険も入り、彼女は日々のそれらの資金作りの為に遊ぶ時間がありません。
毎日、毎日、職場と自宅の往復。結局人との出会いの場所にも顔を出さず、予定通りに結婚とはなりません。年を重ねていき、1人の恐怖に苛まれます。このまま一人ぼっちではないか？ 倒れたら誰か見つけてくれるだろうか？ など考えて、急に婚活を始めます。今まで人とのコミュニケーションを多く取らなかったA子さんは、自分のアピールどころか萎縮して自分を表現出来ません……。
長くなるのでこれくらいでA子さんのお話は中断しますが、この先も想像できるかと思います。これは実際にいらっしゃる方の経験の一部を書きました。皆さんはどう思いますか？
勿論、その場主義過ぎて、いざという時の蓄えが少しも無いのも考え物かもしれませんが、この場合も大変な事となります。
人間界の命は有限です。限られた時間をどのように生きるかが大切です。
そこには、人間界の基準は取るに足りないものであることを知っておいてください。
ネームバリューのある会社に勤めているとか、管理職以上であるとか、年収が1000万以上とか、芸能人だとか、政治家だとか、そんなものが基準ではありません。
それらは役割でしかなく、魂に帰る時の特権もありません。
要するに、私たちが羨ましがり求めているそれらは、人間としての短い人生での人間が作り上げたに過ぎないジャッジメントなんです。
それらに囚われる必要は全くなく、今のあなたを大切に生きることが大切なのです。
あなたらしく、人生のイベントを一生懸命、丁寧に行きる事こそが大切。
だから怖がらないで、あなたらしく今日を生き抜けばいいんです。
それでも、未来を考えると波動の下がっているこの時代、恐怖は簡単にあなたにまとわりつくでしょう。
しかし、それに付き合わないでください。構わないこと。
他に気を反らしてください。
他に集中できる、あなたが喜ぶ事をしてください。
絵画でも、散歩でも、カラオケでもいいんです。
恐怖から離れ、楽しむことで波動が上がり、引き寄せも生じます。
あなたの波動を上げていくだけでいいのですよ。
それだけを考えてほしいと思います。
-選択はあなたの中にある！-
選択肢は常にあなたの中にあります。
本当に大切なものを選択するのです。
過度な労働は必要？
過度な消費は必要？
本当に私はこれを望んでいる？
人間としての価値観で選択しているか？
それをいつも考えてみて下さい。
華美な家、高級車、高級料理、高価な服、それらを持ったらあなたは満足するでしょうか？
新製品が出たら、直ぐに欲しいですよね。
次々、次々……。
でも、きっと満足して心からの幸せは無いのではないでしょうか？
本当に幸せな時は、心の底からじんわりと湧いて来るようなもの。
知らず知らずに喜びの言葉や、喜びの呼吸をしてしまうもの。
