ぶらりひとり旅 運開きの神さま〜箱根神社から九頭龍の森へ。(前半)

ずっと気になっていた、箱根神社へ向けての小旅行。特に急ぐ旅でもないので、今回は電車とバスを乗り継いでゆっくり向かっていきます。

元箱根港で下車し、芦ノ湖を眺めながら歩いて箱根神社へ。
ゆっくり歩いても10分ちょっとで到着。
平日とは言え、境内は参拝者で賑わっています。

特に多いのが、海外からの方々。
箱根で温泉と神社に行くのは、旅の定番になっている様子。

 

心願成就・開運厄除
ありがたいご利益にあやかって

箱根神社は古くから関東総鎮守箱根大権現と尊崇されてきた名社として、交通安全・心願成就・開運厄除に御神徳の高い、運開きの神さまとして信仰されています。御鎮座から1257年を迎え、御祭神は、箱根大神(ハコネノオオカミ)〜瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)、彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)をお祀りしています。

芦ノ湖をさらに北上すると、九頭龍神社本宮があります。途中、車では通れない道があったりと、歩いて行くのには時間がかかります。
そのため、箱根神社の敷地内に九頭龍神社新宮があり、そこで参拝すれば九頭龍神社本宮へ行ったのと同じご利益があるそう。これはありがたい。
また、こちらの新宮には「龍神水」と言われる神水があり、九頭龍神社は恋愛の神様を祀っている事から、この水を飲むと恋愛運がアップするとか。どうりで若いカップルが目立つわけです。

 

ノープランの旅ならでは。
気が向くまま、九頭龍の森まで。

関東総鎮守として箱根山に鎮座する、箱根大神様が生み出される生命の根源が芦ノ湖であり、その守護神として祀られてきたのが九頭龍神社本宮。
箱根神社への参拝が済み、やはり九頭龍神社にも行ってみたいところ。思い立って芦ノ湖にそって北上することに。

ちなみに、本宮の月次祭(つきなみさい・13日)の時などは、元箱根港から参拝のための船が出ています。
他には、モーターボートが、箱根園などから利用できます(有料)。
九頭龍神社へ向かうには、ここは下調べが必須なポイント! ノープランで出掛けた筆者は、箱根神社から歩いて進むことに……。

食事や買い物などができる「箱根園」を過ぎ、芦ノ湖プリンスホテルの脇から九頭龍の森に繋がる歩道が続きます。
箱根神社からゆっくり歩いてここまで来るのに、約30分。さらに緑の小道をひたすら歩きます。

 

やっとたどり着いた九頭龍の森。

九頭龍神社は、「九頭龍の森(箱根樹木園内)」という公園の敷地内にあります。入場料を払って神社への敷地に踏み入ります。美しい湖畔にはかつて、ロッジやレストランがあったのだとか。
毎月13日の月次祭には大変な賑わいを見せるというこの場所ですが、訪れた日は平日、観光客も少なくすれ違う人もまばら。ひっそりと静かな場所となっていました。

敷地に入るとすぐに目につくのが、白龍神社。小さな祠ですが、この森の門番のように鎮座しているのがわかります。

 

龍神さまが宿る静かな森。パワースポット「九頭龍神社」。

湖にそって静かな遊歩道を進むと、朱色のきれいな社が見えてきます。
やーっと出会えた九頭龍神社。元箱根から歩いてどれくらいかかったでしょう……。

九頭龍神社の御祭神は、九頭龍大神(物事を現実化させる高級龍神)。
ご利益は、縁結び、願望達成、金運上昇。
繁栄を支え守護をもたらす水の神といえば、龍神さまです。その中でも、九つの頭を持ち、極めて強いパワーの九頭龍は、龍神様の頂点。戸隠神社とともに最高峰に数えられるのが、芦ノ湖畔に鎮座するここ、箱根の九頭龍神社。古くから信仰を集める由緒ある神社です。縁結びの神社としても有名で、熱心に参拝する女性の姿も増えているとか。

九頭龍神社は縁結びの神様。
良縁成就、開運厄除、金運守護、商売繁盛
などのありがたいご利益のあるところ。

あいにくの天気でしたが、九頭龍の森の湖は澄んだきれいなものでした。
湖から拝殿に進むコースで参拝に向かいます。

 

(後半へ続く)

 

DATA: 箱根神社
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
毎月のお祭り/ 1日箱根神社月次祭
15日両社参り月次祭(箱根神社・九頭龍神社新宮)

DATA: 九頭龍神社
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根ケ沢(箱根樹木園内)
例祭日/6月13日
毎月のお祭り/13日九頭龍神社本宮 月次祭