野崎友璃香のハワイアン・オーガニックライフ PART.38〜イルカと泳ぐ際のマナーとエチケットとは

知る、ことで、行動をかえていくことができます。

夏真っ盛りですね。

ハワイ島では、野生のイルカと泳ぐことを楽しみにやってくる人がたくさんいますが、いま、その自由を規制しようという、動物&環境保護管轄の動きが活発化しています。

ボートを使ったドルフィンスイムビジネスは今後ウォッチへと転向を余儀なくされ、
ハワイ諸島の沿岸3マイル以内で、スピナードルフィンと泳ぐことは
岸からスイムアウト、カヌーだろうが、サップだろうがNGになるという話。
この9月からと予定、予測がありましたが、どうやらずれこむ様相……。
海で泳いでいても、イルカが寄ってきたら、速やかに上がりなさい
ということのようです。

実際ハワイ島サウスコナにはいくつかに一般のビーチのその沖合に
イルカがやってくることがあります。

一般のビーチなので、そこでは一般ツーリストが海を楽しみ……、今までもイルカがやってきたら
人々がシュノーケリングをして泳ぎ出て、ドルフィンと泳げました。多分それはここ20年以上の日常的な光景となっていました。

野生のイルカと美しい海でイルカと泳げることはとてもスペシャルなことであり、遠くからも旅する価値のあるものでした。
住んでいる人にとっては住人ならではの特権のようなものでしょう。

 

そのようなローカルの人たちは、みなさん海で泳げるだけに、健康意識も高く、心身も健康です。

多くの人が、スローライフを実践しているので、ゆとりがあり、無茶な動物迫害もしませんし、逆に環境や、動物や人間以外の生き物に対してとてもセンシティブな感性をもっていると言えます。
ただ一部の観光客は、慌てて波しぶきをあげて、イルカを追いかけ、触ろうとしています。

それでも、私が見てきた範囲で、人がイルカと泳いで、イルカに危害を与えているということはなく、逆に楽しみを与えていると感じます。
葉っぱをもって海に入る人が、だんだんに信頼関係を築き、イルカも人と葉っぱのキャッチゲームをするようになったり、去ろうと思えば自由にたちされる状況で、彼らは人のいる方へと戻ってきます。

人と交流するなんてイルカにとっても新鮮な、スペシャルなことではないでしょうか。
種を超えた交流にこそ、新たな気づきと理解が生まれます。

陸の生き物と海の生き物が自由意志のもと、ともに遊ぶってすごい素晴らしい可能性を秘めた、エキサイティングなことだと思うのです。

20年以上をかけて築かれた、人とイルカの遊べるハワイのスペシャルな海を、これからも残し分離より融合の道を選択することができるよう、わたしにできることはしていきたいと思います。

まずは無知なだけのツーリストさんに、敵対視するのではなく
イルカと泳ぐ際のマナーとエチケットをお伝えしましょう。
しらないだけで、一度知れば、彼らもマナーを守ってくれるはずです。

知る、ことで、行動をかえていくことができます。

イルカを知ることで、私たち人間の行動も、エゴから愛へ変わると信じています。

http://www.yurikanozaki.com

 

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