どんな人がボートで暮らしているのか
ロンドンからこんにちは。
仲谷めいです。
今回はどんな人がボートで暮らしているのかを書いてみようと思います。
オープンにこの記事を公開しているので、イギリスの運河でボート暮らしに関して受け止め方は様々みたいです。
河に停泊したボート暮らしなので、わたしの暮らしをホームレスと(影で)言っている人もいました。
これに関しては相手が感じることなので、わたしからは特にコメントをすることはありません。
ボート暮らしのポジティブなイメージ
ボート暮らしについてポジティブなイメージを伝えてくれる人もいます。
・ロマンチック
・面白そう
・ヒッピーみたい!
と言うようなコメントです。
わたしが驚いたのは、ご主人さんが駐在員で大きなイギリスのお家に住まれている奥様に
『イギリスらしい暮らしができて良いですね。貴重な経験で羨ましいです』
と言っていただけたことです。
彼女は本心で言って下さったことが表情で伝わりました。
イギリスでボートを購入して運河暮らしをしている人はどういう人達?
確かにナローボートでイギリスの運河に暮らすという選択は、日本では経験ができない〝イギリスらしい〟暮らしです。
実際に、たくさんのイギリス人がナローボートに住んでいます。
逆に難民でナローボートに住んでいる人は見たことがありません。
ボート暮らしに関しては、同じ情報を発信していてもホームレスと感じる人から貴重な経験と感じる人まで様々です。
では、今から実際にイギリスでボート暮らしをしている人達について書いていきます。
そもそも、イギリスで船を購入して運河暮らしをしている人はどういう人達なのか?
その辺りに少し触れます。
【3タイプ】ナローボート暮らしを始めた理由や経緯。
ナローボート暮らしを始めた理由や経緯は様々ですが、実際にナローボートで暮らしていくうちにざっくりと3つに分類できるのでは? と思いました。
その1.現実的な理由
経緯→シェアハウスで暮らしたくない(暮らせない)などでボート生活に辿り着くケース。
わたしと夫がその1に当てはまります。
子どもがいて、シェアハウスでは暮らせないのでボートで育てるケースもあります。
ロンドンのシェアハウスの様子はこのコラムのPart.1やPart.2に書きましたが、不満を持つ人々が増えています。
ロンドンで暮らし始めたばかりのカナダ人の女性が
「ロンドンのシェアハウスはぎゅうぎゅうに詰め込まれて、まるで刑務所みたい!」と話していました。
年々、家賃の価格は上がる一方です。
ロンドンではこの10年、仕事のお給料の金額は上がらないままで家賃だけが2倍になったと言います。
家賃は10年前の2倍が必要です。
家の購入は、実際に東ロンドンで家を購入した中国人の女性曰く、2009年に 185000ポンド(約2400万円)で家を購入したら2017年には330000(4300万円)ポンドに値上がりしていたそうです。
その2.ロマンチックな理由
経緯→スローライフ、第2の人生を船で歩みたい! とボート生活に辿り着くケース。
イギリスで有名なジャーナリスト デイビッド・ジョーンズは、仕事を辞め、家を売り、ナローボート(小さなボート)で運河をめぐる生活を始めました。
彼がこの生活を始めたのは自分の人生に倦怠感があったからだそうです。
47歳。同じ仕事に9年。
仕事自体は様々なことができて面白かったけれど、それでも同じことの繰り返しのように感じ、もっと違う人生を歩みたいと考え多そうです。
こう考えたデイビッドは船を買って冒険に出かけることにしました。
翻訳はこちらのサイトから引用させていただきました。
http://takutaku.radiobutton.jp/tinyhouse/boat/1034
その3.余暇を楽しみたい! という理由
経緯→余暇として裕福な人が夏限定滞在する為にボートを購入するケース。
持ち家を持っていて、余暇として夏のイギリスをクルージングして楽しむ為に購入する人々もいます。
ナローボートは新品ならば1000万くらいで売られていることもあります。
余暇としてボートを持つ人は、家を持っているけれど夏の期間だけナローボートで旅をしながら暮らしたりするそうです。
夫が購入してくれたナローボートも、余暇用のボートだったのではないか? と話しています。
購入前の下見では、女性オーナーの好みでカントリー調の可愛い雰囲気で、ミシンが置かれていました。
※※
このようにナローボートで暮らす人は、ザックリいえば3つのパターンに分かれると思います。
この続きは次回!
お楽しみに!
イギリスの運河でナローボート暮らしをしている日本人はまだ少ないので、取材などもいただいています。
ナローボート情報を更新しています。
ナローボート生活のYouTubeもアップしていますので、興味のある方はぜひご覧くださいね。
♦︎引き寄せの法則~プリンセスマインドブログ
http://london-mei.com/