【進化していくお灸】
現代のテクノロジーを活用したものお灸としては、電気を使った「電気のお灸」というものもあります。
こちらには、様々な種類がありますが、基本的には「遠赤外線を発生させる」仕組みをもっており、適度な温度でツボを刺激することが出来るようになっています。ただし、その性質上、通常のお灸のように、「もぐさがもつ薬効は期待できない」ので、もぐさのシートを患部においたり、柿の葉を使ったりなどして補う必要もあるようです。
電気のお灸は、構造が複雑なのでそれだけ値段も高くなりますが、家庭に一台はあるテクノロジーを利用して、手軽に安価にお灸が出来るとして考え出されたものとして「レンジ灸」というものがあります。
こちらは、遠赤外線を発生させる石をベースに、よもぎのエキスが配偶された粘着シートがついているというもので、「電子レンジを使う」ことですぐに加熱することでき、なおかつ、よもぎエキスも配合されているために、従来のお灸と比べても、かなり手軽に同じような効能を得られるものです。
【最近話題の最先端はペットボトルを使ったお灸】
さらに最近では、どこでも手に入れることのできる「ペットボトルにお湯を注ぐだけでOK」という「ペットボトル温灸」というものも登場しています。
こちらは、鍼灸師の「若林理砂さんが考案した物」であり、ツボの知識がなくても広範囲に温熱をくわえることができることによって、誰でもある程度の効能を手軽に引き出せるとして、一躍有名となり、さまざまな雑誌やテレビで紹介されました。
【年末年始を健やかに過ごすためにお灸はいかが?】
お灸は健康を取り戻すだけでなく、最近では「美容やダイエット」など様々な方面で活用方法が見いだされています。
これから、どんどん寒さも厳しくなっていきますし、年末年始は身体も疲れやすくなるので、自分にあったお灸を見つけて、「生活の中にお灸を取り入れて」みてはいかがでしょう?
何千年も前から存在しながら、今なお進化し続けているということは、それだけ有効だということに他なりませんので、しっかりと活用出来れば、年末年始を、「健康で美しく乗り切ることができる」ことでしょう。
Moxibustion evolving.
We spend the year-end in the moxibustion.