見守ることの大切さ~可愛い子には、旅をさせよう!〈グッドタロットオラクルカード編Vol.18〉

ご無沙汰しております。
音楽家カードヒーラーMocoです。
まだ4月だというのに、高温の日が多いですね。
体調はいかがでしょうか。

新年度が始まり、それぞれの新しい環境には慣れましたか。
早くもゴールデンウイークがやって来ますが、体も心も予想以上にくたびれています。
お休み出来る時は、どうぞゆっくり身体を休めてくださいね。

 

見守ることの難しさ

新しい環境になると、慣れるまで一苦労です。
自分の家族や近しい人だと、ついあれこれと手を出し、口を出してしまいます。
そして、要らない心配をして、お小言をたくさん言ってしまいます。
なかなか見守ることが出来ません。

「自分で出来ること」をやろうというのは良いのですが、どこまで手を差し伸べるかが難しいと思います。
基本的に、他人に手を差し伸べる時は、相手から「手を貸してください」と言われて手を貸す分には問題ないと思いますが、そうでない場合は、自分自身のエゴである可能性があることを踏まえておく必要があると思います。

それは、親でも同じです。
一つ言えるのは、子供でも大人でも、それぞれの魂・人格を持った人間です。
相手を自分の思い通りにするのではなく、可哀想だから何とかしてあげようと思うのではなくじっと見守っていく、これこそが愛情なのではないでしょうか。

 

躾とコントロール

しつけとコントロールがごちゃごちゃになっている人って、少なくないと思います。
私自身も混乱しています。

・自分で何でも出来る人、出来ない人がいるのは何故だろうか。
・ヒトをコントロールするのは良くないのだけれど、どうすれば理解してくれるのだろうか。

この部分を考え出すと、なかなか先へ進めないのですが、キーワードは「信頼」です。
結局のところ躾とは、自己肯定感と他者信頼感を上げていくことだと思うのです。

と言われても、ピンとこないかもしれませんね。
自己肯定感とは、行動しようという元気の素。
他者信頼感がないと、人の言うことが素直に聞き入れられません。

「自分は、何をやってもダメな人間だから」と思い込んでいると、行動する意欲が失われ、他人の言うことも受け入れることが出来ません。

それを繰り返しているうちに、周りの人たちがそのヒトをコントロールし始めようとし、ロボット状態になっていく……完全に自我を失った状態になってしまいます。

でも躾って、子供の時だけではないと思うのです。
大人であっても、未発達な部分を持っている大人って少なくないと思います。
最近、特にそう感じています。
未発達を克服するって、ある種の躾だと思うのです。

 

成長は、死する時まで続く

ヒトは、失敗をするのも怖いし、見るのも怖いです。
だから回避しようという能力が働きます。
うちの娘たちの学校は「何かトラブルが起こった時は、生死に関係すること以外は見守ることにしています」というスタンスの学校です。

失敗から学ぶことは、とても多いですよね。
逆に言えば、失敗からしか学べないことが多いということです。

しかし、怖いことと危険なことは、イコールにはなりません。
そして危機回避能力は、体験することによって学びが深くなっていきます。
例えば、交差点で車と接触しそうになった、だから交差点では注意しなくてはならないとか、料理していて油に火がついて怖い思いをしたとか、自分の経験から学んでいきます。
だから、見守ることがどれほど大切なことなのかということですが、自己肯定感が低いと、怖さが勝ってしまい、見守れないという事態が起こります。
そこで初めて「自分は自己肯定感が低かったんだ」と認識することとなり、自己肯定力を高めていくきっかけとなっていきます。
人間、死する時まで成長は続きますね。

 

かわいい子には、旅をさせよう

自分の自己肯定感が高ければ、「何をやっても大丈夫だ!」と思えます。
そして、他人にもそう思うことが出来ます。
それは、経験を重ねていくしか方法はないのかなと思います。
要は、「相手だけを信じるのではなく、自分自身を信じること」です。