植物のエネルギーで心を癒すフラワーエッセンスワールド〜闇を愛に変容させる「ホリー」Vol2. 

怒りや嫉妬を愛へと変容させるフラワーエッセンスを紹介します!

こんにちはMinaです。
私はイギリスにあるヒーリングハーブス社のバッチフラワーエッセンスのプラクティショナーをしています。
もうすぐクリスマスですね。
この時期、街でクリスマスの飾りなどのホリーの葉をよく見かけませんか。
小さな赤い実をつける、針のように尖った葉のある、冬も緑色の青々とした常緑樹です。

 

ホリー(セイヨウヒイラギ)の葉はなぜあのような棘のある葉先をしているの?

真冬でもホリーは青々とした肉付きのよい葉の姿を保っています。
しかし高い位置に生えた葉は必ずしも鋭い棘があるわけではありません。
根元の近くの葉に棘が多いと言われています。
動物から葉を食べられないように身を守っているために、棘が出ていると示唆されています。

 

人生の中で、激しい怒りや嫉妬、猜疑心を感じたことはありますか?

理解されていないと感じる人へ向けた怒りのような感情や、自分を苦しめてると思う人へ向けた憎しみ。
それは炎のように激しく湧き上がる心の中で、一瞬にして自分の思いを全て正当化し、まるでホリーの葉の棘のように、外側へと向かって現れる感情であると同時に、自分の考えで内側を固めて行き、他の考え方の余地を一切与えません。
まるで自分の中から出てくる毒で、自分自身が侵されていくかのように心を蝕んでいきます。
怒りは、私たちが生きて行く中で必要な感情です。
時には行動の原動力となることもあります。
私たちは自分の領域をとても大切にして生きています。
そこを他から侵害されたと感じた時に、ある程度感情が揺さぶられることはよくあります。
それは仕方のないこと。しかし激しい憎悪はまた怒りとは異なります。
ストレスとなり身体へ負担をかけ、負の連鎖を引き起こし満たしていくのです。

 

ホリーは聖なる木

ホリーはヨーロッパで伝統的に、悪を祓う力が宿ると考えられてきました。
キリスト教では赤い実がキリストの血の滴と考えられ、クリスマスの飾りに使われていたり、古代ドルイド教や、ローマでは農耕の神へ捧げられた木でした。
ホリーという字は、Holly「聖なる」という意味があります。
古代ケルトでは、夜の時間が少しずつ長くなっていく、夏至から冬至(太陽の復活)までの半年間、守り導いてくれる聖なる木とされていました。
実際ホリーの木は、夏から冬にかけて寒さに耐える準備をしていて、光を集めていくのです。

ホリーのフラワーエッセンスは内面から湧き出てくる、他へ向けたネガティブな感情から私たちを保護し、とり憑かれたようにぐるぐると巡る負の感情を、愛で満たしてくれます。
それはまるで、動物から食べられないように、身を守るためにある棘のように、強い守りの力を持つと同時に、冬を乗り越えるために光を溜め、厚みのある青々とした葉の力強い生命力が、私たちが困難を乗り切るための力を育んでいく、と考えられているのです。

 

寒い冬を乗り越えたホリーの花

厳しい冬を乗り越えて咲くホリーの花は、イギリスでは5月頃に開花します。
ホリーの花は甘い香りを放ち、そして沢山のミツバチが蜜を集めにやってきます。
寒さに耐える準備をし、冬を乗り越えたホリーの花の香りも、蜜も甘味が強いのです。
そしてその全てが、私たちの心にある闇を、愛へと変容させるバイブレーションで満たしていくのです。

心に闇を抱えた経験がある人は少なくないと思います。
闇が深ければ深いほど、春に開花する花の蜜が甘くなるように、次の冬に向かってより多くの光を集めるように、私たちの心も成長していくのだと思います。

年を取ったホリーの葉は、葉先の棘が丸くなり、冬の食べ物のない動物たちへ自らの葉を与えます。
それは、キリストが私たちのために自らを犠牲にした、無償の愛のようでもあります。
自己成長を望む時、ホリーのフラワーエッセンスを選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
フラワーエッセンスは1日最低4回は飲むようにしてみてください。

Mina
ヒーリングハーブス社認定フラワーエッセンスプラクティショナー

 

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