《一陽来復》~冬至と穴八幡宮~こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(12月第4週)

春が来るように運気が回復しつつあることを象徴する、未来に希望が持てる運気です。

大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。
取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
易者MIKAKU(未畫齋)がお伝えします。

 

冬至が近づいてまいりました。

前置きも無く、何ですけれど。
冬至と言えば、「復」の卦です。
こればかりは、易に携わる者の誰もが認めるところ。
解釈に争いがありません。

ちょうど、昨年のいま時分、こちらに投稿させていただいた記事からの要約になりますが……。
「復」の卦は、一番下の爻のみが「陽」で、上にある五本の爻が「陰」という「かたち」をしています。
一本の「陽」が、「下から徐々に上がろうとするかたち」です。

一年で一番日が短く、これから日が伸びてくる「冬至」を象徴しているというわけです。
したがって、この卦のキーワードは、まさに「一陽来復」ということになります。

春が来るように運気が回復しつつあることを象徴する、未来に希望が持てる運気です。
ただし、まだまだ回復したて。
「『無理せずゆっくり、再び歩み出す』ことについて、吉」というのが、基本的な見立てとなります。

 

一陽来復御守

「一陽来復」と言えば。
東京近辺では、「穴八幡宮」が有名です。
おところは、東京都新宿区西早稲田。早稲田大学のほど近く。

最寄り駅は東京メトロ東西線・早稲田駅。
JR山手線・高田馬場駅からも歩いて行けますし。
都営の路面電車なら、お参りがてら車窓風景も楽しめます。

穴八幡宮でいただけるのが、「一陽来復御守」。
そのご利益は、「金銀融通」。「キャッシュフローが良くなる」といった意味合いです。
自営業や金融業の方には、特に人気があります。

この「一陽来復御守」をいただける時期、冬至から節分までの間となっております。
毎年冬至になると、徹夜組が出て何時間も並ぶほどの人気ぶりだそうです。
年末年始、お出かけする機会も多いかと存じます。
コースの中に組み入れられてみるのも、悪く無いかと存じます!

穴八幡宮(画像提供/ウィキペディア)

 

復の「主」である、初爻から得られる指針です。

個別の問題について、指針を提案いたします。
参考になるところがありましたならば、幸いに存じます。

金運:回復の兆しはあれど、弱含み。
仕事運:失敗したことに再チャレンジするのに向いています。
就職・転職:何らかの意味合いで「復帰」するような動き方に吉。
恋愛・結婚:復縁・再婚に良しとされます。
家庭:無理せず、ゆっくり進められては?
学問・芸術・趣味:反復練習が大切になります。

 

《未畫齋さんの記事一覧はこちら》
https://www.el-aura.com/writer/mikaku/?c=91777