《新年度》こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(4月第1週)

今回は、恋愛運にフォーカスして、爻辞(爻に付された占いの言葉)を解釈してみました。

3を選んだ方。 三爻の爻辞をご紹介いたします。

「股(もも)に感ずる。股は感度の良いところ。足腰はどっしり構えるべきなのに、上半身の動きに引きずられてしまっている。『人にしたがってしまう、その自主性の無さ』が問題なのだ。そのまま行動に出てしまうようでは、良いことは無い。恥ずべきことだ。」という言葉が得られました。

意訳を入れた部分もありますが。
古代の人が書いたテクストらしく、「直接的」「具体的」な表現が多々見られる。それが、『易経』の特徴でもあります。
まあ、ともかくといたしまして。

恋愛運で言えば、「雰囲気に流されての、軽率なお付き合いには要注意」です。
防御重視。強引な男性はしっかり拒否。そういう心構えがお勧めになりそうな時期かも。

4を選んだ方。 五爻の爻辞をご紹介いたします。

「背中(のお肉)に感ずる。背中は感度の悪いところ。『感覚に引きずられる』ということはないので、理性的に振舞えるであろう。後悔することにはならない。……『感動したり、人を大きく感動させたり』ということはできないけれども。」という言葉が得られました。

「背中は感度が悪い」というのは、アレです。手足や心臓とは異なり、背筋って、「動いている」感じがしませんよね。そういうイメージであります。
まあ、ともかくといたしまして。

恋愛運で言えば、「ひと休み」の時期です。
恋愛以外、お友達や仕事仲間としての出会いとしては、吉でしょう。結婚運についても、「恋愛感情と結婚は別」という考え方ならば、「なしとは言いきれない」と解釈すべきかと。

118111903

 

5を選んだ方。 二爻の爻辞をご紹介いたします。

「こむら(ふくらはぎ)に感ずる。ふくらはぎは、歩く時には最初に動くもの。だからこそ、軽挙妄動はよろしくない。柔順を意識して、じっとしていれば吉。」という言葉が得られました。

恋愛運で言えば、「すぐに飛びつくのはNG。」というイメージです。お付き合いされている方ならば、「言いたいことがあっても、口に出す前に、一度落ち着いて!」というイメージ。
見るからにイケメン。公務員。その他、人ごとにツボはいろいろあるかとは思いますが……良さげな人であっても、まあまずは一服。桜の木を見上げて落ち着いてから。と、そういう指針がお勧めかも。

6を選んだ方。上爻の爻辞をご紹介いたします。

「あご、ほほ、舌に感ずる。感ずるままに言葉にしてしまうのでは、軽薄だ。」という言葉が得られました。

恋愛運で言えば、「口先だけの男には要注意」です。また逆に、「自分も舌禍には要注意」。
出会いの機会が多い季節、見極めは慎重に。そういう意識がお勧めかも。

いかがでしたでしょうか?

「咸」の卦は、「恋の予感」
だからこそ、爻の方では、「浮かれすぎないように注意しましょう」という言葉が示されているのかもしれません。古代人の巧まざるユーモアをまじえながら。

よき出会いがありますことを!

 

《未畫齋さんの記事一覧はこちら》
https://www.el-aura.com/writer/mikaku/?c=91777