ご先祖の話だからこそ、悪用厳禁!
このテクニックのミソは、「ご先祖の」というところにあります。
今とは違い、昔はあまり人が移動しませんでした。その頃のなごりの話をしているわけなんです。
そしてこのテクニックの怖いところも、「ご先祖の」というところにあります。
悪い人、いますよね。
「ご先祖供養のために、この壷を……」とか。
そういう人がこのテクニックを使ってしまうと、どうなるか。
「高橋さん、あなたのご先祖は、寒い寒いと言っています……」なんて口にしたら、信憑性を得てしまうわけです。
そういうのは、「ダメ。絶対。」です。
ちなみに申し上げると、佐藤さんは「東北の名字」。鈴木さんは「東日本の名字」、田中さんは「近畿の名字」、小林さんは「関東(上甲信越)の名字」です。
「小林さん」が相談に来られたら、こうです。
「山が……兜の前立てが見える……。あなたのご先祖は、坂東? いや、武田? 上杉? の……武者ではありませんでしたか? いえ、農家であっても、昔は武士との区別はあまりなかったものなんです。」
もちろん、「小林さんだから、高橋さんだから」なんてことは口にしません。
不思議パワーで当てたかのように振舞うわけです。
繰り返しますが、私は一切やっていませんよ!
一番有効に作用するのは、「普通の、準メジャーな名字」。
佐藤、鈴木、高橋、田中、小林、山本(西日本)。
このような、「超メジャー」な名字の場合は、「例外」も多いので、外れることもあります。
具志堅、渡嘉敷。最近だったら、五郎丸。
このような、「誰でもどこだか知っている」名字の場合は、あまり意味のあるテクニックにはなりません。
一番当たりやすく、また、驚かせやすいのは、「そこそこメジャー」な「普通の」名字の場合です。
大西さん、兵庫か四国の名字です。辻(辻本)さん、近畿の名字です。加藤さん、中部の名字です。
千葉さん、岩手・宮城の名字です。寺田さん、静岡の名字です。寺西さん、石川・富山・大阪(日本海航路沿い)です。
かなりの確率で、ご先祖はそこにお住まいだったはずです。
ちょっと名字に興味を持てば、誰にでもできるホット・リーディングなのです。
これで「つかみ」の信用を得ることも、場合によっては可能です。
だから、「悪用厳禁!」「拡散希望!(みんなの常識になれば、悪さには使えませんから!)」。
どうかお願いいたします。
使うなら、飲み会の時にでも。
で、すぐにネタバラシをしてくださいね。皆に広げちゃってください!
どうか、お願いいたします!