こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(12月第4週)

大きな飛躍を期待する人にとっては、運気が「動かない」という足踏み状態ですので、少し残念に感じられることもありますが、落ち着きたい人にとっては、「非常に安定している」という意味になりますので、むしろ良い運気と言うこともできます。

じっとしていると、解決することも。

そうすると、「艮、坤へゆく」とは、「動かざること山のごとし」の「艮」から、「どこまでも変わりなく続く母なる大地」の「坤」への変化であるということになります。

変化が無い状態から変化が無い状態へ。それを変化と言って良いものなのか。「へんかの ほうそくが みだれる!」です。哲学談義のようになってしまいそうです。

それでも、「艮」と「坤」には違いがあります。
ひとつには、「山」があるのと無いのとの違いです。
「山なしオチなし……」というわけではありません。意味はありますので。
もう一つが、「艮」は、「若い男性」であり、「坤」は「母」であるというニュアンスの違いです。

すなわち、艮は「動かないようにしなさい」という意味合いが強いのに対し、坤は「受け入れるようにしなさい」という意味合いが強いのです。(古代社会の発想ですので、現代的な観点からは非難もありうるかもしれませんが、お許しいただきたく思います。)

たとえば失恋の悲しみにとらわれている時など、「なかなか問題が解決しない。いつまでも状況が動かないように見える」ような時には、無理に解決しようと 動くよりも、じっとしている方が良いこともあります。
やがて問題は平原のように平らかに、何事も無く解決に向かいます。受け入れられるようになってきます。

と、こんな視点はいかがでしょう?

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「山場」はある方が良いのか、無い方が良いのか。

個別の問題について、指針を提案いたします。
参考になるところがありましたならば、幸いに存じます。

金運……………………進展がないと見るか、破綻がないと見るか。
仕事運…………………大きな動きが無いときこそ、地味な整備にはぴったりです。
就職・転職……………動かず我慢してみると、安定することも。
恋愛・結婚運…………「山場」はある方が良いのか、無い方が良いのか。
家庭……………………平穏無事が一番ですよね。
学問・芸術・趣味……地味も悪くはない、という時もあるのでは?

 

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