こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(12月第4週)

大きな飛躍を期待する人にとっては、運気が「動かない」という足踏み状態ですので、少し残念に感じられることもありますが、落ち着きたい人にとっては、「非常に安定している」という意味になりますので、むしろ良い運気と言うこともできます。

大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。
取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
易者MIKAKU(未畫齋)がお伝えします。

 

動かざること山のごとし

今回は、「艮之坤」(艮、坤へゆく)の卦から得られる指針をご紹介します。
「艮」(ごん)が「坤」(こん)へと変化してゆく、という運気を示すわけですが……。

変化する前の「艮」ですが、「とどまる」という意味を持ちます。
この卦は、「卦のかたち」としては、上も下も「山」である、とされています。連なる山々です。

「艮」とは、すなわち「山」。したがって、この卦のキーワードはそのものずばり、「動かざること山のごとし」です。
大きな飛躍を期待する人にとっては、運気が「動かない」という足踏み状態ですので、少し残念に感じられることもありますが、落ち着きたい人にとっては、「非常に安定している」という意味になりますので、むしろ良い運気と言うこともできます。

心構えも非常に分かりやすいです。第一に、「動揺しないこと」です。運気が停滞していますので、動揺するだけくたびれ損なのです。
第二に、飛躍は期待できませんので、「地道に努力をすること」がお勧めとなる運気です。

恋愛運も、同じ流れで解釈されます。
進展はあまり期待できませんが、その代わり破綻や後退もあまり起きないだろう、というイメージです。
神経質にならないように、動揺しないように。軽挙妄動は慎んで、といった心構えがお勧めとなります。

 

母なる大地

今回は、このような「艮」が、やがて「坤」へと変化していくという運気です。

「坤」は、以前にご紹介したことがあります。第一回、9月第1週の記事をご参照いただけると幸いです。
「坤」は、「母なる大地」を象徴します。

「柔軟さ、柔順さ、受容、女性性」といったイメージを象徴しています。「肝っ玉母さん」的な「分厚さ、力強さ」もイメージされます。

ただし、「優柔不断」にもなりがちなので、そこは注意が必要です。

また、「どこまでも変わりなく続く大地」ですので、あまり動きのない運気です。悪く言えば停滞ですが、良く言えば安定しているというイメージも持っています。

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女性の結婚運については、なかなか示唆的な言葉が示されているのですが、また別途紹介したいと思います。

大衍筮法では、「坤」は現れやすい卦ですので、近いうちに……とまではお約束できませんが、数ヶ月以内には、と申し上げます。