—余命を告げられたことはありますか?—
はじめまして
mikaと申します。
癌を患ってからブログを始めましたが、ブログではあまり病気のことや病気目線での記事は書いてないので、ここでは少し病気を通した視点で書いていこうかなと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
では早速~
これまでに余命宣告をされた経験はありますか?
今は2人に1人が癌になる時代と言われ、余命宣告をされる人もそれなりに増えた……のか?
まぁ、癌でなくても余命は告げられますけどね^^;
重い病名を知らされるだけで気持ちも重くなり、中には思考が一旦停止される人も多いんじゃないかと……
その上、あと残りの時間まで知らされることになったら……
どうです?
聞いたその直後から始まる手術の有無やこれからの治療のことなど、結構長々とされる医師の説明をちゃんと聞いて帰る余裕、ありそうですか?
命の期限を宣告されたことのある方はご存知だと思いますが、そこから色んな書類の事柄を理解しなければならないし、緊急手術ともなればその場でサインをしなければいけないこともあります。
当たり前ですが、ドラマや映画のような音楽もなければ、時間はスローモーションにもなりません。
医師から淡々とした口調でされる説明を混乱や停止してるかもしれない頭で処理しなければなりません。
そして、もしそれを聞いた時、ひとりなら?
不安はより大きくなりそうではないですか?
—その時にすることはこの1つだけ—
そんな衝撃発言を聞いた直後にしたほうがいいこと
それは「口角を上げること」
それだけです。
一昔前にあるタレントさんが「笑いながら怒る人」を表現されてたことがありましたが、表情と脳は
連動しているので、やはり人が笑いながら怒ることはなかなか難しいようです。
研究者が「口角を上げたことによって起こる効果」の実験をしました。
一般的に不愉快だと感じる映像をそのまま普通に観た人と口角が下がらないよう口に鉛筆などを銜えて映像を観た人
その違いは明らかで、鉛筆を銜えなかった人の「不愉快度」はかなり高く、その不愉快さを数日間引きずった人がほとんどでした。
そして、口に鉛筆を銜えた人の「不快度」は銜えなかった人達よりも低く、その気持ちは数日間維持するという結果が出ました。
今では「笑い」の効果は「癌細胞をなくす」「長生きの秘訣」「ストレスをなくす」などと言われ、それがたとえ「嘘笑い」であったとしてもその効果は医学的に認められています。
そして、何より私自身が「余命宣告を受けた直後」にも有効だということを身をもって感じました。
—頭を落ち着ける効果—
私の場合は「あと○ヶ月」「あと○年」というような宣告ではなく「今すぐに手術をしなければ死ぬよ!」
という言葉
「癌」という病名と「死」という言葉を同時に医師から聞かされるのは、命の長さを告げられるよりも「死」を鮮明に感じるような気がします。
ですが、その医師の挑発的とも受けとれそうなその言葉のおかげで私は瞬時に微笑むことができました(ほぼ苦笑いだったかもしれませんが……笑)
すると気持ちに余裕ができ、その後の事務的に伝えられる現在の病状やこれからの治療の説明、これからしていく検査のことなど……
気持ちの乱れを感じずに、スッと理解することができました。
その時は「なんでそんな冷静に聞けたのか」自分でもよくわからなかったのですが、のちにこういった「口角を上げる効果」の話を色々聞き、ストンと納得
「作り笑いでも口角を上げる」
たったそれだけの行動で、こんな時でも、うまく自分の心をコントロールしてくれます。
—客観視しやすくなる—
「口角を上げる」ことで「不愉快度が減る」ということは、心に1枚ヴェールがかかったり、ワンクッ
ションできるということ
こういう状況で本当に笑える人はそういないと思うので、その「笑い」は当然ウソですが、それでもその行為で心が落ち着くように脳が仕向けてくれます。
少し落ち着く事ができると、言われたことでひどくパニックになることは避けられます。
たとえ相性の悪そうな医師から人ごとのように余命を伝えられても
「その時しなければいけないこと」は「その医師の説明をちゃんと聞く状態になること」
その当たり前のことがその時できなくならないように……
無理にでもグッと口角を上げてみて下さい。
それが一番てっとり早い方法じゃないかと思います。
長く病を患ってる人も現在健康で「余命宣告」など無縁だと思ってる人も、この話をうす~くにでも記憶においといてもらえれば……
きっと損はないと思います。
そうならない自信がある人は必要ないかもしれませんが^^
ただ
注意することとして~
それをするのは自分の時だけにして下さいね。
誰かの付き添いですると変な誤解を招くと思うので(笑)
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