夢を実現させるピグマリオン効果と夢ノート

子供の頃から、ACミランの背番号10をつけるという夢を持ち、実現させた本田佳祐選手。彼のお話しで有名になった「夢ノート」。ある意味、自分はできるという自己暗示をかけるということでもあります。

こんにちは、心理士の村田です。

今回は夢を実現させるピグマリオン効果と夢ノートの話です。

 

ピグマリオン効果とは

サンフランシスコの小学校で、ある知能テストが行われました。学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる生徒を割り出すためのテストであると説明しました。

しかし、実際には成績が伸びてくる生徒を割り出すためのテストとは何の関係もなく、実験者は、テスト結果とは無関係な無作為に選ばれた生徒のリストを学級担任に示して、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる生徒であることを伝えました。

結果的には、その生徒たちの成績は向上しました。学級担任が期待を込めてそれらの児童を指導したことと子供たちもそれを察知して、成績が向上したとしています。

また、アメリカのある大学で、容姿が優れているとはいえない一般的な女学生を周囲の学生が褒めあげたという試みがありました。すると、その女学生は翌年のミスコンで優勝してしまったということです。

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本田佳祐の夢ノート

この手の話に共通するものとしては、サッカーの本田佳祐の夢ノートが有名です。

子供の頃から、ACミランの背番号10をつけるという夢を持っていて、そのためにノートを毎日書いていたということです。

夢ノートが周囲の人の期待の役を果たしていたのでしょう。

そして、ピグマリオン効果を自分自身に使っているということでしょう。ある意味、自分はできるという自己暗示をかけるということでもあります。

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