こんにちは、オーストラリアからビューティセラピストMegumiです。
クイーンズランドの現代美術館
日本にも現代美術館が多くありますが、ここクイーンズランドにも現代美術館があります。ゴールドコーストから約1時間離れた町、ブリスベンという場所にあるQUEENSLAND GALLERY OF MODERN ART通称GOMAもしくはQAGOMAという現代美術館です。
それほど世界的に有名な現代美術館ではないかもしれませんが、実はとても質が高く、日本の有名なモダンアート作品などもフューチャーされています。
今回は、“WE CAN MAKE ANOTHER FUTURE JAPANESE ART AFTER 1989”という企画展が9月20日まで行われているので、見に行ってきました。100点以上の作品、40人の作家をフューチャーしていました。
質が高く、無料の企画展
このQAGOMAは、もちろん、有料の展示室もありますが基本は無料で見て回れます。今回のこの企画展も無料で見ることができました。
草間彌生さん、森村泰昌さん、奈良美智さんなど、一度はお名前を聞いたことがあるのでは? と思う有名な作家の方の作品が一同に見られます。しかも、無料なのです。
日本でこのような企画展をすれば、入場料を払わないといけないのでは? と思うほどの豪華さです。とても広い展示室にキュレートされた作品は、本当に素晴らしかったです。
YAYOI KUSAMA’S ‘THE OBLITERATION ROOM
こちらは、来場者参加型の展示室で、草間彌生さんとQAGOMAとの子供向けコラボアートです。たくさんのベビーカーが見えるように、お子さん連れのお母さん、ご家族で賑わっていました。
もとは真っ白の部屋から始まって、参加者(メインは子供)に手渡される水玉のシールを、会期中に貼り続けることによって、草間彌生さんの世界を作り上げるもので、期間を経るごとに徐々に水玉で埋め尽くされる部屋は圧巻です。私もしっかりシールを入口でもらって、子供に混ざって水玉のシールを真剣に貼ってしまいました。
とてもおおらかな気質のオーストラリア人
これだけの展示物を置いた企画展ともなると、日本ではあちこちに警備のような方がいて、写真撮影は禁止! などダメなことが多いと思いますが、オーストラリア人のおおらかさからか、写真撮影はOKで、館内に配置された警備のような人も最小限、また作品の中には、春画のような作品もあったのですが特に部屋が分けられているようなこともなく、普通に飾られていました。
オーストラリアの夏休みでは、無料の企画展ですので子供連れの家族で大賑わいでしたが、特にそういった春画のような作品に対するクレームなどもなく、おおらかな国民性が出ていたキュレーションでした。
ぜひ、ゴールドコースト、ブリスベンの起こしになる時は、QAGOMAに行ってみてください!
*作品の写真はQUEENSLAND GALLERY OF MODERN ART及びQUEENSLAND GALLERY OF MODERN ARTのBLOGからお借りしています。
QUEENSLAND GALLERY OF MODERN ART
https://www.qagoma.qld.gov.au/
“WHAT’S ON”の“EXHIBITIONS”で、展示会、イベントが確認できます。
QUEENSLAND GALLERY OF MODERN ART BLOG
http://blog.qagoma.qld.gov.au/we-can-make-another-future-japanese-art-after-1989/
“WE CAN MAKE ANOTHER FUTURE JAPANESE ART AFTER 1989”について、記載されているQAGOMAのブログ記事です。