スティーブ・ジョブズが選んだ代替医療による治療という選択肢は間違いだったのか?

スティーブ・ジョブズから私たちが学ぶ教訓は、「西洋医学と代替医療をきちんと、それぞれの利点と欠点をわかった上で、相互を補完するように使うことがベスト」ということでしょう。

【日本人はApple製品が大好き】

iPhone7及びApple Watch2が発表され、世界的な話題となっているApple社。iPhoneのシェアは、全体的に低迷していますが、「日本だけはiPhoneやiPadで利用されているiOSのシェア率が世界一」という高水準を維持しています。

「2016年1月の統計情報」によると、日本のiOSシェア率は50.3%、Appleの本社があるアメリカの39.1%を大幅に上回り、2位のオーストラリアよりも10%以上高いという状況です。これでも、シェア率は年々低下しており、「一時期は70%以上のシェア」を誇っていました。

このように、日本人にひろく受け入れられているiPhoneですが、そんな、iPhoneを作り出したのは、「Apple社の創業者の一人であるスティーブ・ジョブズ」。

 

【天才的クリエイター スティーブ・ジョブズが選んだがん治療とは?】

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(スティーブ・ジョブズ/写真提供・ウィキペディア)

 

コンピュータの分野では「Macintosh」、音楽分野では「iPod」、そしてモバイル分野では「iPhoneや、iPad」など、「ヒット商品を立て続けに生み出してきた天才的なクリエイター」であった彼は、「2011年10月に惜しまれながらもこの世を去っています」。その死因は「がん」。このとき、スティーブ・ジョブズが選んだ治療法については、5年以上たった現在でも「賛否両論」あります。

医療が発達した現代において、がんは「人類が克服し切れていない病気の一つ」です。「日本人の死因第一位ががん」であることから、とても身近な病気ともいえるわけですが、ウィルスや細菌といったものが原因ではなく、「遺伝子の異常によって正常な細胞ががん化する」というメカニズムであるために、なかなか根本的な治療法が見つからないのです。

現状では、「手術によってがん細胞をすべて取り去ってしまう」か、「抗がん剤や放射線治療によって正常な細胞もろともにがん細胞を消滅させる」というのがスタンダードな治療法となっています。どちらの手段をとっても、程度の差はあるものの「肉体にダメージを与える」ことから、こういったスタンダードな手段を選択せずに、「代替医療を選択する人も多い」のです。

「スティーブ・ジョブズが選んだのも代替医療」でした。元々、「瞑想や禅といったスピリチュアルな分野に造詣が深かった」こともあり、がん治療の手段として「鍼灸」と「食事療法」をチョイスしました。また、禅寺に通って禅をしていたといわれています。鍼灸は古くからの伝統がある療法ですし、彼の食事療法は果物を多く摂取するというもので、ビタミンCによるがんの治療が注目を集めていることを考えると、彼なりに「ある程度の確信があった上でのチョイス」だと思われます。

 

【スティーブ・ジョブズのチョイスした代替医療は的確だった】

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がん細胞は前述のように、ウィルスなどではなく自らの細胞が変異したものですので、気功法や瞑想などを通して、私たちが本来もっている「自然治癒力を活性化させることで、身体が本来の状態に戻り、その結果がんが消える」ということが代替医療の世界では伝わっており、実際に「それだけで回復したケース」もあります。