ダビデの守護神ルシファー
古代イスラエルの王ダビデは、羊飼いから王の竪琴弾きとなり、その後出世して、ついにはクーデターを起こし、自らの王朝を打ち立てた人物です。ダビデの息子が有名なソロモンで、彼らが古代イスラエル王国の絶頂期を築きました。
いうなれば、森蘭丸(少年ダビデとサウル王の関係は今でいうBLな感じですが、当時の文化では普通のことです。)と、クーデターの首謀者・明智光秀と、絢爛豪華な安土桃山文化を打ち立てた豊臣秀吉を合わせたような人物です。羊飼いから王になるなど、百姓から関白になった秀吉と被ります。
ちなみに、天王山は山崎の戦の折、秀吉の陣があったところです。秀吉はここに青き龍ルシファーがいる事をしっていたのかもしれません。
ルシファーは光り輝く金星の神だった
紀元前10世紀ごろのイスラエルは、メソポタミアの周辺国と同様にまだ多神教の時代で、当時のユダヤ人も様々な神々を信仰していました。ルシファーはそうした神々の中の一柱でした。その当時、ルシファーを悪魔認定したキリスト教はまだありませんから、古代においては、ルシファーはふつうに「光り輝く神」だったのです。
ちなみに、有名なソロモン72柱の悪魔も、ソロモン当時は72柱の神々にすぎませんでした。
多神教の時代ですから、現代の日本人同様に、複数の神様を同時に祀るのはなんら差しさわりがないのですが、その中でも特に、自分の守護神として熱心に帰依する神様があったようです。ダビデにとっての守護神はルシファーでした。
なぜそうわかるかといえば、ダビデが祀られている所には、しばしばルシファーもいっしょに祀られているからです。彼らはよく合祀されているのです。それは、つまり、彼が生前、この神=ルシファーに特別に帰依していたことを示しています。
天王山の名前の由来は牛頭天王
天王山の酒解神社にも、ダビデ王が祀られています。そして、小さな緑の蛇ルシファーも一緒に合祀されています。
この山が、巨大な青い龍ルシファーのご神体山になったのは3・4世紀ごろで、酒解神社の創立は717年とのことですから、最初に山全体にルシファーが祀られ、その後、ルシファーゆかりの神々が呼び寄せられるように、この山に祀られていったのでしょう。
酒解神社のご祭神を調べてみると、まあ! あの、牛頭天王です。なんと、天王山の名前の由来自体が、牛頭天王からきていたのです。これは、史実からも、酒解神社の御祭神は、八坂神社のご祭神・大王ダビデと同一人物と考えてよいように思います。
その上、よく似た名称に、京都太秦(秦氏の領地です)に大酒神社というのがあります。大酒とは中国語でダビデのことだという説もあるのです。
ちなみに、神仏分離令以降、しばしば牛頭天王=素戔嗚尊とされていますが、両者は似ても似つかない姿をしている、別の存在です。
何でも願いを叶えてくれる神様=ルシファー
ルシファーは日本各地で、様々な名前で祀られています。青き龍神以外にも、ある時は、弁天様や観音様として祀られ、ある時は大黒天や寿老人や恵比寿神として祀られ、動物神としても祀られていることもあり、由緒ある神として古事記にも登場します。性別的には、女神であったり男神であったり、両性具有的なところがあります。あちこちに祀られていて、関西でも、関東でもよくみかけます。
なぜ、ルシファーとわかるのかというと、みな同じ姿をしているからです。仏像や神札は器にすぎません。中に入っているものが同じなのです。
大和朝廷に連なるような古社で祀られる時は「願いを叶えてくれる神様」としてまつられている事が多いようです。
古代ではまだ貨幣経済は発達していませんから「お金の神さま」といってもピンときません。当時、豊かな者とはと、すなわち土地を所有する者です。土地を持つものが富を有し、その頂点が王なのです。かつて、ルシファーは地上の繁栄をもたらす神であると同時に、王たるものの守護神でもあったのです。
光秀の時代、戦国時代は、まだ、豊かなもの=土地を所有するものでした。おそらく、あまたの戦国大名が「大願成就をもたらす大いなる青龍」に戦勝祈願をしたことでしょう。
天王山から、光秀や秀吉、多くの人々が、繁栄と豊かさをめぐって血で血を洗い戦うのを見下ろしながら、青き龍ルシファーは何と思ったことでしょうか。
マユリ
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