こんにちは。マユリです。
前回は、鞍馬山で、途中で気分が悪くなって帰ってきた人のお話をしました。
その方は、以前、サナトクマラ召喚のレイキを受けて、高熱で寝込んだことがある方でした。
ちなみに、その方のご実家はお寺で、高野山が総本山とのことでした。
「不思議なこともあるものだ……」と思っていたところ、今度は「高野山に入れない」という方がこられたのです。
高野山に入れない!?
その方は、お友達と一緒に高野山にいったところ、山門から100メートルくらい手前の所でしょうか……突然足の力が抜けて、ぺしゃんと地面に座り込んでしまったというのです。
立ち上がろうとしても足に力が入らず、そのまま30分くらい座り込んで、最終的には引きずられるようにして、何とか中に入ったとのことでした。
それからずっと体だるく、本調子でないので……と、来られたのです。
さっそく石をおいて、その時の光景を思い出してみました。
石を置くと、変性意識状態になります。そうすると、普段見えなかったものや聞こえなかったものが近くできるようになり、誰でもが一時的にサイキック状態になるのです。
現れた不動明王
彼女と友達が歩いている光景が見えます。
山門から100メートルほど手前でしょうか…………白い糸のようなものが張られています。
これは結界!? 大きなお寺ですから、それぐらいの仕掛けはあってしかるべきでしょう。
突然、彼女がぺたんと座り込みました。その結界に引かかったのでしょうか?
土の中から、手がにょきっと出て、彼女の足をしっかりと掴んでいます。
彼女が歩けなくなった原因はこの手だったのです。
「この手の主はいったい誰?」
「この者、お山に入る事まかりならん!」
手の主が土中から姿を現しました。
なんと、不動明王でした。
「なぜこの人は、入ってはいけないのですか?」私が質問すると、
「不浄なるもの、神聖なお山にはいることまかりならん。」不動明王は答えました。
平たく言うと、彼女にはいっぱい不浄なるものが憑いているから、神聖なお山に入れるわけにはいかない、というようなことをいわれたのです。
一生懸命浄化するので、そこを何とかとお願いすると、何とか通してくれました。
友達に引きずられるようにして、やっと山門まで来ると、今度は、
仁王像がこう言いました。
「この者、ここを通すことまかりならん!」
阿吽(仁王さま)、入山を拒絶する
恐ろしい顔の仁王様が、彼女を見おろしています。
「あなた方はどなたですか?」
一人は「アズラエル」もう一人は、「ウリエル」と答えました。
なんと、仁王像は「アズラエルとウリエル」だと答えたのです。
このビジョンを見ているのも、私の質問に答えるのもクライアントですが、いわゆる夢うつつの状態ですので、意図的に作り話をすることはありません。
「わざと嘘をついているとは思はないけど……この人の妄想ではないの?」
なるほど……もちろん、ビジョンで見たり聞いたりした事すべてを、そのまま信じているわけではありません。
それを説明するにあたって、ビジョンとは何かちょっと考えてみましょう。
ビジョンとは何か?
ビジョンとは、一種の象徴言語です、何かを象徴する記号の体系といってもいいかもしれません。そして、その体系は、文化的なバックグラウンドによって違ってきます。