ここまでは、自説を展開するだけで、格別、何か不幸に誘導する話をしている風ではありませんでした。(正確には、この話を話しているのは、OLの女性なのですが、普段彼女がこんな風に話をするのは聞いたことがありません。)
「すぐに霊障をもらってしまうので、どこもいけなくて……もらわない神社やパワースポットってあります?」彼女が質問しました。
彼女は軽いトランスには入っていますが、意識はしっかりしているので、質問することは可能です。第三者には、彼女が、自分で質問して、自分で答えているように見えます。
「あそこはだめだね、そこもだめ。ああ、ここはいい。」そんなことを話していました。
ちなみに、セッションでは、彼女に頭に浮かぶことを言ってもらうので、第三者にも会話の内容がわかりますが、通常のチャネリングは、頭の中で行うので、会話の内容は他人にはわかりません。
もしかしたら、其の後も、この霊体は、何度となく彼女に語り掛けていたのかもしれません。いえ、彼女の方から、チャネリングをしたのかもしれません。
というのも、想定外のことが起こったのです。
ありえない! S(エス)推薦のパワースポットに、自ら出向く!?
それから、数か月して彼女がやってきました。彼女が来るのは、だいたい霊障でしんどくなった時で、今回も案の定そうですが、かつてないほど深刻なもらい方でした。何が原因かは、わかってないようでした。
何気にみた彼女の携帯の待機画面を見て驚きました。その写真の真ん中には、はっきりと緑色のオーブが現れていて、思わず目につきました。
なんと、Sが推薦したパワースポットにいってきたのです。ちなみに、そのパワースポットとは、大和朝廷の古戦所でした。
「太陽の光が、まるで光の柱のようでとても綺麗だったから待機画面にしているの」確かに、それは綺麗なのですが……不思議なことに、緑色のオーブは目に入らないようでした。
お告げを仰ぐ習性——人は長年染み付いた行動様式どおりに行動する
この霊体は、自らS(エス)と名乗っており、世にいう悪魔的な霊体のようでしたので、まさか、彼女が言うとおりにするとは、当時の私には、ゆめゆめ思いつきませんでした。
しかし、それは私の常識でした。人は、それまでの人生でつみあげた行動様式どおりに、無意識に行動するものです。それは、もはや一種の条件反射に近いと、この時に痛感したのです。
この方は、日々の指針や、何か困ったことがあったら、神様や見えない存在に尋ねるという習慣が染みついていたのでしょうか……なんと、この悪魔的な霊体のアドバイス通りに動いてしまったのです。
「黒いものは黒いものに自然に魅かれる……」きしくも、そのとおりになってしまいました。
今までも、次々と、わざわざ霊障を貰いそうなところにいってしまうのは、そういうことだったのかもしれません。
話を鵜呑みにせずに、冷静に自分の頭で考えることが大事
その存在が、悪魔なのか、神なのか、はたまた天使なのかを、問うているのではありません。
問題は「信じるにたる根拠もないのに、条件反射的に、チャネリングで降りてきたことを鵜呑みにしてしまったこと」なのです。その結果、かつてないほどの霊障をうけることとなってしまいました。
何事も、話を鵜呑みにせずに、冷静に自分の頭で判断する姿勢をもたなければなりません。
マユリのサイキックリーディング講座は、「見えない世界をみきわめ、自分で判断する力」を養うので、くりかえし霊障をうける方にも、よき訓練となります。
見えない存在とつながる事は、リスクを伴います。いったい何と繋がったのか、繋がろうとしているのか、しっかりと見極め、是非を判断する能力が必要なのです。
これは、見えない世界に興味を持つすべての方にとって必須の能力であり、サイキックリーディング講座で養う大切なポイントなのです。
マユリ
東京 6月15・17日 個人セッション 16日サイキックリーディング講座 他
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