神々の履歴書16回 神々と私たちの日常はどうかかわっているのか? 中「操られる潜在意識」

マユリのサイキックリーディング講座では、霊的な語り掛けに左右されずに、正しくリーディングできるように訓練していきます。

何でも願いを叶えてくれる神様

医学の進歩で「癌、恐るに足らず」になったとはいえ、通常は、癌を宣告されたら、否が応でも死を意識せずにはいられません。むしろ、「今は、医術が進歩しているから、大丈夫!」と激励しなければならない方です。だというのに、「自分が死ぬかもしれないなんて、思いもつかなかった」というのです。

これはちょっと変です……この方は、本来常識があり、むしろ知的レベルの高い方です。

いったいいつから癌になったのか? リーディングの結果、前年の、9月に癌ができ始めたとでました。

「9月ですか?……夏に願(がん)をかけに行ったんです。言いませんでした? 人口受精するときに「ちゃんと妊娠しますようにって」祈願に行ったんです。結局、うまくいかなくって、ずいぶんしんどい思いをしたので、やめたのだけど……それって、関係しています?」

彼女が祈願した神様は、神々の履歴書第4回「続・神様にお願いする方法」
に登場した、「生きている間は何でも願いを叶えてくれる代わりに、死んだら魂を持っていく神様」でした。

なんでも願いを叶えてくれる神様は、そのセッションの時はインド名を名乗りましたが、仏教の天部としても、日本のあちこちで祀られています。彼女が祈願したのは、和名のほうです。
この神様は、神々の履歴書 番外編 「「引き寄せの法則」と「神様にお願いすること」はどう違うの?下」にも出てきました。

一般に、この神様は、「どんな障害も取り除き祈りを叶えてくれる」が、「いったん祈ると、決して途中でやめてはいけない。」といわれています。ですから、修行を積んだ高僧でも、この天部を祀ることは慎重で、たやすく祈願することはしないといわれているのです。

なのに、この方は、途中でやめてしまったのです……これは祟りでしょうか。

 

「死に至る選択」=霊体は潜在意識をコントロールする

祟りかどうかわかりません。その人工授精に問題があったのかもしれません。
ただ言えることは、時期的に一致するのと、その方の横にその神様がいたことです。

本人には、このことは告げていません。
すでに、ご病気になられてしまっているのですから、今更、祟りなどといって、気力が萎えたら大ごとです。

けれども、

なぜだか「医者に行かない」
やっと行っても、「子宮の摘出を頑なに拒否する」
子宮およびリンパ管全摘出とまでいわれているのに、「自分が死ぬかもしれないなんて、思いもつかなかった」

これは、潜在意識をコントロールされている、つまり、神様に、精神的に持っていかれている状態なのではないでしょうか。

彼女の一連の行動は、まさに「死に至る選択」です。
まるで、「こうすれば死ねる」方向へ、自ら、まっしぐらに進んでいるのです。

なぜ、そんな不合理なことをするのでしょうか? 願(がん)を破った報いとして、死へと誘導されているのではないでしょうか。

他の方ですが、「最初にお祀りする時に、「この神様は途中でやめると祟る」といわれたのが怖くって、ずっと祀っているんです……どうすればいいでしょうか。」と相談にこられた方がいました。

途中でやめると報復があるなんて、いったいどんな神様でしょうか。神様という名称に惑わされていませんか。そこを冷静に考えてみてください。

発病する前ならば、神様が去ればなんとかなるでしょう。しかい、すでに重篤な病状となった場合、頼りにするべきは現代医学です。肉体を治すのは、医者なのです。

ちょうどこのお話をしているころ、川島なお美さんの訃報がありました。それが、この方を説得する助けになったように思います。その後、小林麻央さんなど、同じような話が続きましたので、このお話をすることによって、同じような状態にある方の少しでも役にたてばと思い、公開させていただいております。

このお話が「死に至る選択」を解くきっかけになればと思います。

この方は、何か宗教団体に入っているとか、霊感商法にはまっているわけではありません。ただ、祈願しただけです。洗脳するのは「人」ではなく、「神様自身」が、潜在意識をコントロールするのです。