幸せを引き寄せるのに必要なのは、あなた自身だけ
引き寄せの法則で、幸せな現実を与えてくれるのは、神様や高次の存在など自分以外の存在ではありません。
幸せを実現するために必要なのはただ「あなた自身」だけです。
それどころか、見えない存在にお願いすることはしばしば大変なリスクを伴います。
そのことは、神々の履歴書 4回続・神様にお願いする方法 https://ameblo.jp/heavenly-crystal/entry-12267253098.html でも触れました。
その中で、「なんでも願いを叶えてくれる代わりに、死んだら魂をもっていく神様」についてかきましたが、覚えていらっしますか。
なんでも願いを叶えてくれる神様
なんでも願いを叶えてくれる神様が現れたのは、あるクライアントのセッション中でした。
クライアントが変性意識状態になったときに、とある神様が現れて、彼女の口をかりてしゃべりだしたのです。
神様と話すという点では、チャネリングと似ていますが、私が直接霊体(神様)と話すのではなく、クライアントの口をとおして、霊体(神様)と話します。つまり、形の上は、私とクライアントが対話しています。私は覚めているので、対話の内容を覚えていますが、クライアントはボーとした状態なので、ぼやっとしか覚えていないか、ほぼ覚えていない方もいます。当の本人が、この記事を見ても、「ええ! 私ったらそんなことをいっていたの⁉︎」って思うかもしれません。
誤解のないように断っておきますが、霊体(神様)をクライアントに降ろすのではなく(これは大変危険です)もとからクライアントに憑いている霊体と話します。意識が覚めているときは見えていないだけで、常に一緒にいるのですから、そのためにわざわざ呼ぶわけではありません。
さて、現れた神様のやりとりは以下のようでした。
「どうして彼女のところにいるの?」と私が尋ねると、
「将来彼女の周りにたくさんの人が集まってくるから」と答えました。
「どうして、たくさんの人が集まってくるといいの?」
「魂を集めやすいから」
「魂を集めてどうするの?」
「はあ?」分かり切ったことを聞くな、という態度で一笑にふされてしまいました。
「あなたがいると、彼女になにかメリットがあるの?」
「なんでも願いをかなえてあげる」
「叶えてもらうには、何か見返りが必要ですか?」
「ない」
「本当に?」「本当に何もないの?」「本当に?」と、三顧の礼に倣って、再度尋ねたところ、
「生きている間はね……」と返事がありました。
「では死んだらどうなるの?」と、たずねると
「死んだら僕の一部になるんだよ」と答えました。
死んだ後はどうなるの?
生きている間に願いをかなえてもらったら、死んだ後、叶えてくれた神様と同じ姿になります。分かり易く言うと、蛇神様を拝めば、死後蛇の姿になるのです。プチ蛇神さま、みたいな感じでしょうか。それから、神様の眷属(家来、お使い)となって働きます。つまり、同じように、願いをかなえてほしい誰かのもとに行って、「なんでも願いをかなえてあげる」からと、勧誘するのです。
こうしてねずみ講のように、眷属(仲間)を増やしていきます。
神様によっては、生きている間も見返りが必要ですが、この神様は、生きている間はなにも見返りがいらないということで、一見ずいぶんありがたい契約条件にみえますが、死んだ後、魂集めというきつい労働を強いられるので、気軽にお願いするのは考え物です。
死後の世界など鼻から信じていない人にとっては、おいしい話かもしれません。では、天国や地獄、輪廻転生など、来世を信じている人は大丈夫でしょうか?
地獄少女というTVアニメがあります。地獄少女とは、一種の呪詛神で、自分を召喚した人に、「人を呪わば穴二つ―この藁人形の紐を引けば、呪った相手は即刻地獄流しになる、そのかわり、貴方も死んだあと地獄に落ちる……さあよく考えて」と、大変親切な忠告をしてくれるのですが、たいていの登場人物は、目の前の苦しみから逃れるために、藁人形の紐をひいてしまいます。人間とは、目先の事にとらわれて、遠い未来のことはピンとこない動物なのです。
人は目の前の快楽にも弱い動物です。お願いするとどんどん幸せになるならば、死んだ後のことなどどうでもよくなってしまうかもしれません。
貴方は大丈夫でしょうか?