旧約聖書と多神教的世界観
ビジョンに現れる旧約聖書の世界はめくるめく多神教の世界です。
その時代のユダヤ人たちは、当時の近隣地域と同じように、エジプトやメソポタミアなどの様々な神様を祀っており、バール神は、その中の一つで、大切に祀られていたようです。
旧約聖書が成立した時には、おそらくすでに一神教の教義が確立されていたのでしょう。
元からあった祖先の伝承を(それは多神教の世界観です)一神教の教義に合うように、筆を加えたのかと思います。
古代においては、彼らも、バールやイシュタル、アメン・ラーやアテン・ラ―など、様々な神様を祀っていました。
日本に渡来したユダヤ人たちも、一神教としてのユダヤ教が確立する以前の、そうした多神教的な世界観をもった人々だったように思います。
彼らは、彼らの祖先神と共に、エジプトやメソポタミアの神々を合祀したのです。
日本の神社にも、旧約聖書の登場人物や、エジプトやメソポタミアの神々が多数祀られています。
興味のある方は、どこに誰が祀られているのか、ちょっと考えてみてくださいね。
京都以外にも、たくさんありますよ。
死後アストラル体は、生前契約した神様と同じ形をとる
イケメンの古代人は、死後バール神と同じ形になって働いていましたが、これと似たような例が他のセッションでもありました。
最後に、ちょっと考えさせられるところのある、あるセッションでみたビジョンについてお話しましょう。
「1年前に子宮筋腫の手術をしたのだけど、まだお腹が痛い、術後も体調不良が続いていて辛い」という女性が来られたことがありました。
患部を切り去ったにもかかわらず、まだお腹から邪気が出ており、何か霊体がお腹に入っています……。
石を置くとお腹から霊体がでてきて、ビジョンが見え始めました。
白いヘビが玉砂利の上でとぐろを巻いています。
玉砂利には、赤い毛氈(もうせん)がひかれ、その女性と、もう一人女性が並んで柏手を打っています。
(後で聞いたところ、いとこの女性と3年ほど前一緒にその神社にいったとのことでした。)
柏手を打った瞬間、その白蛇が彼女の中に入りました。
蛇に聞いてみました。
「そこで、何をしてるの?」
「ここに来る人に憑いて帰るの。そして暫くいっしょにいて、またここに戻ってきて、別の人に入ってついていくの」そういうことを繰り返しているとのことでした。
「なんでそんなことをするの?」
「私が憑くと幸せになるから」
「え? でも、彼女はあなたが憑いたことで、病気になりましたよ。手術をしてもまだ痛いって……ちっとも幸せじゃないじゃない?」と言ったところ、
「ええ⁉︎」蛇は、かなり動揺して、しばらく沈黙して、こう言いました。
「だって……女神さまが、そう言ったから」女神さまの命でそうしているとのことでした。
「その神社に女神さまがいるの?」
「ええ」神社にはたくさん祠があり、いったいどれが女神さまかはわかりませんでした。
「あなたみたいな蛇はたくさんいるの?」
「たぶん」互いに見えないけど、たぶん他にもいるとのことでした。
「貴方は蛇になる前は、何だったの?」そこで当然会話が途切れて、ビジョンが現れました。
崖の上に女性が立っていて、飛び降りたのです。
なぜ崖から飛び降りた女性が、白蛇になってそんなことをしているのかはわかりませんでした。
ただ、彼女の言によると、そこには、彼女と同じ蛇の女神さまがいて、その眷属として働いているとのことでした。
彼女も生前この神様と契約したのでしょうか……。
それにしても、「私がいると幸せになる」とは、なかなかトリッキーな神様のようです。
蛇に悪気はなく、本当にいいことをしているように思っていたことも驚きでした。
(ちなみに、蛇が去ったら、腹痛はとまりました。)
まさに「触らぬ神に祟りなし」なのかもしれません……。
もう、15年ほど前の話ですが、いろいろと考えさせられるビジョンでした。
さて、次回神々の履歴書第7回は、「託宣する子供」です。
と同時に、ちょっと暗い話が続いたので、婚活をテーマにした別の連載「幸せな結婚の秘訣 第1回」も始まります。
こちらは、現実的でリアルな幸せを掴む秘訣が満載です。
お楽しみに。
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マユリ・シッティング 3000円 チャクラリーディング込 5000円
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サイキックリーディングについてスピリチュアルについて、お茶を飲みながらお話します。
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「サイキックリーディングって何をするのですか」
http://ameblo.jp/heavenly-crystal/entry-12260579925.html
《MAYURI さんの記事一覧はコチラ》
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