一番星み~つけた♪きっと、出会える! あなたの中の一番星。

一番ほしいものをちゃんと手に入れると、他のほしいものは後からちゃんと手に入ると、その意味が今になってやっと分かってきたような気がします。

TRINITY読者のみなさん、こんにちわ。
9月に入りました。日中はまだまだ暑い日が続きますが、夜になると心地よい風が吹くようになり、秋が訪れている事に気づかされます。

 

子供の頃、私は星をよく眺めていました。

田舎だったので、晴れの日はいつも満天の星が見えました。
星を眺めていると、なんだか吸い込まれそうになりました。

暗い夜空にキラキラと光りを放つ星は、私にとって「希望」でした。
まだ見ぬ世界を灯す光でした。

その光を通して私が一番欲しかったもの……。

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当時、私が星を見上げて思いを巡らせていた事は、夢を掴むことでした。
絵を描いたり、文章を書いたりして自分を表現していくことが出来たらと思っていました。それを職業にしたいと。それを手に入れる事が私の一番の幸せで、一番欲しい物だと思っていました。

願いは叶い、デザイン会社に就職する事ができました。でも幸せではありませんでした。やらなきゃいけないことばかりに囚われ、自分の心を見失いました。
その心を宥めるために自分に綺麗な服や鞄などを買い与えました。
買い与えても、買い与えても、それでも心は満足しませんでした。

誰かに相談すると、仕事とはそんなものだと宥められます。

でも何かが違っていました。

でも何か分かりませんでした。

それから私は心の勉強をすることになるのですが……。

 

いつも私の脳裏にあったのは、母の顔。

私が子供の頃、母はほとんど笑いませんでした。

あの頃、私が本当に欲しかったもの、心の底から一番欲しかったものは、母の笑顔でした。

自分がやりたいことをやってそれを仕事にして楽しんでいる、そういう姿を見て喜んでほしかった。

それだけでした。

だから私の場合は、職業に執着する必要はなかったのかなと今は思います。

当時の私は、物づくりをする事に異常なほど執着していて、好きだからやっているという感じではありませんでした。

好きな事を仕事に出来ている人はとても素敵だと思いますが、それは後からついてくるもので、必ずしもやらなければならない事ではなかったかもしれません。

それよりも、もっと、心の声に耳を傾けてあげたほうが良かった。

母からの愛情を感じ取れなかったあの頃の私は、必死になって仕事をしようとしていました。そうする事で心を紛らわしていることにも気づいていませんでした。

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生きて生活している以上やらなきゃいけない事はありますが、そればかりだと何をやっているのか分からなくなります。
知らず知らずのうちに、自分で作ってしまったルールに捕われてしまっている事。なかなかそこに気づく事ができず自分の心をお座なりにしてしまい、結局は何もかも手放さなくてはならない状況になってしまうということだって起こります。

私がそういう状態から抜け出そうと考えたとき、本をたくさん読みました。「自分を可愛がってあげよう」とか「自分を大事にしょう」とかそういった事を書いた本を山ほど読みました。けれど本は表面的には分かったような気になりますが、心のそこまでその事の意味を知ることは難しかったりします。

私が本当に分かったと自分で確信を得た時は、いつも人を介している時でした。

自分が本当に変わりたいと思ったり、変わろうとしている時、必ずその状況が巡ってきます。もしもこの文章を読んでいる方がそういう思いでいるのなら、日常に潜むサインをどうか見逃さないでくさい。ちゃんと信じて待っていれば、あなたに分かるメッセージで教えてくれます。それに気づけば、本当に欲しいものを得るチャンスがやってきたと言う事ですね。

そして一番ほしいものをちゃんと手に入れると、他のほしいものは後からちゃんと手に入ると、その意味が今になってやっと分かってきたような気がします。

ぜひぜひ、一番ほしいもの、手に入れていきましょう。

 

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