セドナツアーレポート〜世界最大のボルテックスが多数存在するネイティブアメリカンの聖地

同じものを見て体験しても人によって感じ方は様々どのような角度で見ているかによっても、また、その方がどのように感じているかという事を改めて知ることも、とても重要なことだと感じました。

例にもれず大興奮の渓谷でした。
大自然の驚異を目の当たりに人間である小ささを思い知らされたように感じます。
スピリチュアルなスポットでなくともこのような大自然の中では、心を震わせる感動的な景色が私たちの心の直接言葉なきメッセージを与えてくれます。

 

神秘の渓谷アンテロープキャニオン

ここ最近日本人観光客に大人気になっているアンテロープキャニオン。
ナバホ族遺留地にあるアンテロープキャニオンは雨が降るたびに発生する鉄砲水が大地を削り取り長い年月をかけ流れる様な曲線を作り出した渓谷です。

水が岩を流れる場所という意味のアンテロープキャニオンの岩肌は、水が流れた様がありありと残り美しい曲線が特徴的です。
土壌が柔らかい粘土質の為現在も大量の水で、少し筒削れているそうです。
わずかな隙間から差し込む日の光は、さらに神秘的で幻想的な景色を見せてくれます。

地下深くまで細く頼りない鉄の階段を下りていき想像以上に長く大きなアンテロープキャニオンはインディンジョーンズのような冒険家の気分にさせてくれます。

そして、地下から這い出てきた地底人のように地上に戻ってきました。

この写真はかわいらしいアンテロープキャニオンのガイドさん。
アンテロープキャニオンはナバホ族の遺留地にあるため、ガイドさんの多くはナバホ族。
ナバホ族の地底から先祖が合わられたという神話を持ち「イェイビチェイ」という精霊たちの行進儀式はその再現とされているそうです。

 

ナボホ族の聖地 モニュメントバレー

モニュメントバレーは、西部劇の映画などでも使われることから、有名な場所です。
メサと言われるテーブル型の大地に浸食がすすみビュートと言われる岩山が転載しています。
あたかも記念碑(モニュメント)が並んでいるようなことからモニュメントバレーという名前が付けられました。

美しくどこまでも広がる大地に神が創り出した彫刻のようなモニュメントバレーを車でドライブ。予約が取れないというホテルでは、このモニュメントバレーの美しい景色が部屋から独り占めしてみることができます。
翌朝、朝焼けを見に外へ出ました。
日の出の一時間ほど前が一番の見ごろ、朝日が出る前の空は美しいグラデーションを見せてくれます。

言葉に表せないほどの天体ショーのさなか、カメラのシャッターをしきりに押していると、
「あなたがもし、この景色を持ち帰りたい思うなら土産物屋に行きなさい。そこでは、あなたが映す写真以上のものが並んでいるでしょう。あなたが、この景色を見たときに美しいという言葉を発する必要はない。ただ、この景色を自分の中に映し出しなさい。それは言葉として分類するにはふさわしくはない。あなたがたが、ただ、この景色を見そこへの感情は必要とはしない。ただ目の前に広がる景色をあなたの中に取り込みなさい。そうすれば、あなたの中もあなたの目の前に広がるこの景色もすべてが一つであることを感じることができるでしょう。あなたの中での感想など必要とはしていない。ただ、その姿を自分の中に見出すとき、言葉は必要とはしない。行動は必要としない。感情さえも必要とはしない。ただ、静寂があなたの中に流れ込むでしょう。その静寂はあなた一人のものではなく、ここであなた方すべてが同じように見るならば、あなた方は一つであることを体感するでしょう。ただ見ることだけに意識を合わせなさい。そうしたときに、この神の創造はあなた方にも及んでることを感じるでしょう。静寂の中でただ、見るのです。すべてが繋がっていることに言葉や感情は必要ない。神の意識があなたに流れていることを体感しなさい。」

そのようなメッセージを言い終えると自然と今まで感じたことのないような静寂が体全体を満たしていくように感じました。
ここでしか味わえない体感。
この景色だからこそ、体験できたように感じました。