【5000年前のアクセサリー】
現代の女性は、様々な「アクセサリーで身を飾っています」。指輪やネックレス、イヤリング、ピアス、最近ではネイルアートも一種のアクセサリーといえるかもしれません。しかし、これらのアクセサリーは、本来は「とてもスピリチュアルなもの」でした。
先日、奈良県大和郡山市にある「八条北遺跡」で、縄文人が身につけていたと思われる「耳栓(じせん)」、すなわち「イヤリング」が出土しました。このイヤリングは今から3500年前ぐらいに使われていたと考えられています。
耳栓自体は、今から「5000年前ごろから使われるようになった」といわれていますので、今回出土したものは、必ずしも最古のイヤリングではないのですが、これまでの発掘例などから考えると、現在のイヤリングとは違い、年齢とともに、徐々にイヤリングのサイズをアップしていったとされています。耳に穴を空けるという意味では、現在でいうところの「ピアス」に近いものでした。
縄文時代には2000年以上にわたって使われていた耳栓ですが、不思議なことに弥生時代に入るころには、このような風習はほとんどなくなってしまいました。なぜ、風習が消えたのかは諸説ありますが、渡来人が入ってきたことで文化がかわったというものや、文化が変わったことで風習も変化したというものが有力とされています。
【邪悪から身を守るピアス】
イヤリングやピアスは、日本だけでなく世界各地で古くから使われていました。基本的には「邪悪なものから身を守る」という意味合いが強かったようですが、発祥の地であるといわれているエジプトでは、男性が身分をあらわすために身につけていたのだそうです。
さまざまな装身具の中で、自らの身体を傷つけるというものは珍しく、それだけに「ピアスの付け方には、さまざまな意味があります」。まず、もっとも基本的なものとしては、「男性は左」「女性は右」につけるというものがあります。こちらは、女性を守るために、男性は常に右手を空けていた、すなわち、女性を左側においていたということに由来しているのだそうです。
このことから、ゲイの人は自らの性的立場をアピールするために、通常と反対につけるということが現代では増えています。また、海外では基本的に「女性の象徴」としてピアスが使われることが多くあります。
【赤ちゃんもピアスをつける】
日本では、「子供にピアスをつけさせるというのはありえない」というイメージが強くありますが、エジプトでは、「生後7日目」に魔除けとしてピアスの穴を空けます。同じように赤ちゃんのころから、ピアスをつけさせるという地方はイランやナイジェリア、アフリカのいくつかの国など、あちこちに存在しています。
子供が悪霊などに害されないようにつけるというのが基本ですが、女性らしさを小さい頃からアピールするという意味も含まれており、スペインやブラジルなどの中南米では、特にそういった思想が強いようです。
【ピアスが持つエネルギー的な意味合い】
スピリチュアルな視点から見ると、ピアスをつけるというのはどういう意味があるのでしょう? 古来から伝わってきたように、「耳から入ろうとする邪悪なものを光り輝く力で追い払う」という意味ももちろんありますが、力のある石や金属を常に頭の近くにつけておくことで、そのエネルギーレベルでの影響をしっかりと、脳を通してキャッチするという意味もあるでしょう。
最近では、ピアスの形や、ついているパワーストーンなども多種多様になっていますので、魔除けだけでなく、「幸運を引き寄せるという目的でピアスを使うことも可能」です。
すでにピアスをつけているという方は、材質や石について一度見直してみませんか? 自分が好きな石を身につけることもオススメですが、あえて「自分にたりない要素を補ってみる」というのもありです。
古来から伝わる魔除けであり、女性性を輝かせることのできるピアス。選ぶ時は慎重に、その一方で直感を信じてみてくださいね。
Earrings has been beaming women from ancient times.
I catch luck with earrings.