宇宙共通言語の最強意訳ツール@ VOYAGERコラム 【 Ⅷ BALANCE 】

魚座から水瓶座の時代の移行期に、既存の情報を書き換えアップロードするために、ジェームズ博士によって78枚の〈VOYAGER TAROT〉 として息吹を吹き込まれた、宇宙共通言語ツールであるボイジャーの世界で一緒に遊びましょう!


Ⅷ BALANCE = バランスは、取ろうと思って取れるものではなく、自然にバランスが取れた時、ピタリとそこにとどまります。

ボイジャーカードの大アルカナ8番 : BALANCE

『 バランス 』 というワードを前にすると、つい自動的に 「 バランスを取らなければならない」 と思ってしまうけれど、そもそもバランスって、アタマで “ 取ろう ”と思って取れるもの?

 

ボイジャーカードの8番、【 Ⅷ BALANCE 】

このカードは数字の8であり、無限大 ∞ インフィニティを表すシンボルでもあります。

先ず、この “ 無限 ” を象徴する数字でもある 【 8 】 からのメッセージは
『 エネルギーは常に循環している 』 ということです。

すなわち、このインフィニティは、シンボルを静止画ではなく動画のように捉え、「 エネルギーとは常に循環し続けていることが本来の状態である 」、即ち 「 この宇宙に固定されたものなど何処にもない 」、という 宇宙の黄金律 を伝えているのです。
カードの中のバレリーナは止まっているように見えて、実は微妙な筋肉の動きでバランスを取っていたり、ハチドリも空中で静止しているように見えて、実際は毎秒50~80回高速で羽ばたいていたり、惑星でさえ、静止しているように思えても自転したり公転したり、大きな周期で移動していたり、ミクロの世界では分子や原子の中で陽子や中性子が常に旋回しています。映画の中で飛び出す弾丸は、直線でただ真っ直ぐに飛んでいるように見えて、スローモーションだと螺旋を描きながら進行していることがわかります。
物事の本質というものは不変だとしも、わたし達の視点が変われば、全ては違って見える、という事です。

8番のカード【Ⅷ BALANCE 】 の中で、一番大きなシンボルは、光り輝く美しいダイヤモンドです。 ダイヤモンドは地球上で一番硬い天然鉱物で、日本語では金剛石とも。 その硬く美しいダイヤモンドが伝えてくるものは何でしょう?

それは、「 ダイヤモンドを傷つけることが出来るのは、ダイヤモンドだけ 」、すなわち 『 I AM という金剛的存在である わたし を傷付けることが出来るのは、わたし にしかできない 』 、という真実です。
そしてそれは、わたし達がどんなに他者を傷付けたいと思っても、それが出来るのはわたしではなく、相手の選択次第、わたしの一存では不可能、ということでもあるのです。

わたし達は日常的に「 誰かに傷付けられた 」「 誰かを傷付けてしまった 」とそう考えています。それが普通だし当たり前だ、とも。 しかし宇宙的視点で観た時に、それは 何に気付いて というサインなのでしょうか?

群盲評象 〈 群盲像を撫でる 〉 というインド発祥の寓話があります。

ここでお伝えしたいのは、教訓や仏教的解釈ではなく、ジャイナ教的な 『 真実は多様である。』 という真実です。

【Wikipedia参照】 ジャイナ教の伝承では、6人の盲人が、ゾウに触れることで、それが何だと思うか問われる形になっている。足を触った盲人は「柱のようです」と答えた。尾を触った盲人は「綱のようです」と答えた。鼻を触った盲人は「木の枝のようです」と答えた。耳を触った盲人は「扇のようです」と答えた。腹を触った盲人は「壁のようです」と答えた。牙を触った盲人は「パイプのようです」と答えた。それを聞いた王は答えた。「あなた方は皆、正しい。あなた方の話が食い違っているのは、あなた方がゾウの異なる部分を触っているからです。ゾウは、あなた方の言う特徴を、全て備えているのです」と。
この話の教訓は、同じ真実でも表現が異なる場合もあることであり、異なる信念を持つ者たちが互いを尊重して共存するための原則を示している。7人の盲人とされる場合もある。これはジャイナ教の相対主義の考えに基づく説話である。