こんにちは。
40代女性のプライベートコーチ坂本ともこです。
人は誰でも「心に穴があいている。」
これは、まぎれもない事実。
大きさや形は違えど、誰にでもあるもの。
お笑い芸人さんがモテなかったから芸人を目指そうと思ったとか……
頭もよくなくて、スポーツもできないから、楽器をやればモテるかと思ってミュージシャンを目指そうと思ったとか、よくある話ですよね。
でも人の心には、先天的に穴があいてるわけじゃありません。
親や学校などで、誰かに育てられていく中で、いろんな傷をたくさん負っていくのです。
その傷が集まって、いつの間にか「心の穴」ができあがっているのです。
それが性格と言われるものであったり、好みというものになるんですよね。
だから、「心の穴」が似ているもの同士が惹かれあっちゃうのです。
なので、恋愛感情なんてものは「心の穴」から派生しているもんじゃないかな。
わたしも、そういう人好きになります。
「心の穴」が似た人。同じ匂いの人。
小さい頃、母親から愛情をもらえなかった男性は、その愛されなかった心の穴を埋めるために、母親代わりの恋人を探し求めるように。。
わたしは、吉井和哉さんのファンなんですけど、著書「失われた愛を求めて」を読んでもそれは感じます。
吉井の心の穴にズッポリハマったのがグラムロック。
そして、母親から空けられた心の穴を埋めるように、様々な女性を渡り歩くんだけど、結婚を決めた女性もポッカリと大きな心の穴が空いている人。
でも、結婚して心の穴が埋まると、穴を埋めたくて穴を掘るために、浮気を重ねちゃうという。
だって、穴を埋めるのが彼の音楽の原点だしね。
さんまさんも、子供の頃、母親からの愛情を受けず、さんまさんの話を聞いてもらえなかった。
それが心の穴になって、人に話をして笑ってもらうことが、心の穴を埋め続けるもとになっているんだと思うのです。
かのフロイトも「性格は断念によって形成される」と言われるように、
「心の穴」というものを避けるわけにはいかないのです。
そう考えると、心の穴が大きい人ほど、
それを埋めるために、魅力的に輝くとも言えますね。
この前、世界の蜷川幸雄と小栗旬と綾野剛の対談をやってて、綾野剛は売れない不遇の時代が長くその時代に深く掘られた大きな穴。
その穴こそが、彼の演技が素晴らしい所以なのだそう。
人は無意識に、何かを得るために、自ら、穴を掘っているかも知れませんね。
また心に穴が空いていると、同じ大きさ形のものに出会うと、「ハマる」という現象が起きるのかも。
心の穴が大きければ大きいほど、強い刺激を求めたり、大きな力が必要になるので、そこはほどどにね。
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