政治家とマスコミに見る不倫と略奪婚の微妙な関係〜巷への影響は?

失楽園の影響を受けて巷で不倫が流行った、なんて報道もありましたね。

こんにちは、よいぼしのなぎうたのkinaです。
フランス大統領選挙では、極右のルペンさんを破って39歳の若さでマクロンさんが大統領に選ばれました。
さてマクロン大統領は、マスコミでも度々紹介されている通り、24歳年上の既婚者で、マクロンさんは周囲の反対を押し切って結婚したそうですね。

今回は政治家を通して、不倫と略奪婚についてあれこれ考えてみたいと思います。

 

あけすけすぎる週刊誌の記事に吹っ飛びそうになった、日本のプリンスの「世紀の略奪婚」

酢「略奪婚までする政治家がいるなんて、民族ジョークでもネタにされるフランスくらいなものだろう」と思うかもしれませんが、日本でも結構有名な方で略奪婚をやっちゃった方がいらっしゃいます。

もしかしたら「ああ、ニュースキャスターの畑恵さんと結婚した船田元さん?」を連想した方がいらっしゃいますが、あのお二人も有名ですが違います。

鳩山由紀夫元総理大臣と幸夫人です。

言うまでもなく祖父は鳩山一郎さん、戦後間もない時代に総理として日本を引っ張っていった、いわば名門中の名門の家柄の方ですよね。

鳩山さんは学生時代にアメリカに留学していたのですが、その時にお世話をしていたのが当時既婚者の幸夫人でした。
幸さんの前夫は鳩山さんに「自分の妻は若い男性が好きだから気をつけて」と話していたそうですが、その二人が恋愛関係に陥り、駆け落ちをして一緒になった……と週刊誌か何かに書いていたのを見ました。

ちょうど鳩山さんが首相に就任直後だったので、記事を読んだ直後、文字通り吹っ飛びそうになりました^_^;

個人的に何がびっくりしたって、幸夫人の前夫が「自分の妻は若い男性が好きだから、気をつけるように」と忠告していたという下りです。
自分の夫に男好きを忠告されるって、どんだけヤバイ奥さんだと思われてたんだ⁉︎ と。

(鳩山由紀夫元総理大臣/画像提供・ウィキペディア)

 

「失楽園」にはあって、現実にはないものは何だ? 鳩山総理就任前後に略奪婚がブームにならなかった理由は……

もうお亡くなりになりましたが、作家渡辺淳一さんの大ヒット小説に「失楽園」がありました。
映画とTVドラマにもなり、そちらでご存じの方も多いかと思います。

ざっくり言うと、既婚男性と既婚女性が不倫をする……というお話なんですが、内容が非常に官能的で、「TVドラマの失楽園は子どもに配慮して22:45あたりから急にエロティックなシーンが増える」なんて言われておりました^_^;

失楽園の影響を受けて巷で不倫が流行った、なんて報道もありましたね。

そんな記憶があったkinaは「鳩山さんが首相に就任して、鳩山さん夫妻に影響を受けた既婚者の駆け落ちや略奪婚が増えるのでは……」なんて杞憂をしておりましたが、現実にはそんなこともなく、ホッとしたことを覚えています。

あちこちで既婚者同士の駆け落ち……大人は良いのかもしれませんが、当事者のお子さんにとっては大迷惑ですものね。

マクロン大統領の話を聞いていて、鳩山さんが総理になった時のことを思い出しました。

失楽園で不倫がブームになったのに、首相が不倫から略奪婚をしても、それがブームにならないのはどうしてなんだろう? と今さらながらに疑問になりました……が、今の鳩山さんを見ていたら、その理由は何となくわかるような気がします。

こう言ってはどうかと思いますが、いくら家柄が良くて名門の御曹司でも不倫も略奪婚も、かっこよい人がやらないとサマにならないんでしょうね……マスコミ的には。

(エマニュエル・マクロン第25代フランス大統領/画像提供・ウィキペディア)

さて、今後フランスで略奪婚が流行るかどうか……という点ですが、そもそも民族ジョークのフランスの立ち位置がありますし、フランスは事実婚が多いと言われていますし、今回のフランス大統領選は「ルペン排斥のためにマクロンを(仕方なく)選んだ」という人が多かったらしく、色々不透明な部分があります。

フランスでも既婚者同士の駆け落ちや略奪婚がブームになることはないでしょうね。

 

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