“麻生太郎”さんと言う名の日本史におけるエポックメイキング

人間って、欠点を克服するより長所を伸ばした方が結構楽だし効果的なことも多いんですよね。 そんな麻生さんの良さが安倍政権で生かされていると思うと、「何が幸いするかわからんものだなぁ」としみじみ思ってしまいます。

こんにちは、よいぼしのなぎうたのkinaです。

アベノミクス政策がちょっと厳しいかな? という気配が漂ってきていますが、人によっては「今が株の買い時!」とばかりに将来値上がりする株をお安く購入している方もいらっしゃいます。

今回はあんまりスピスピした話ではありませんが、日本という国を後から見た後に転換点になるんじゃないかと思ったお話をおひとつ。
これは現時点では仮説のひとつですし、何分kinaの独断と偏見も入っていると思いますが……。

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<ネガティブな日本の良さを世界に発信しようとした政治家で思い浮かぶ人は誰ですか?>

ここで皆さんに質問です。

「日本の政治家の中で、ありのままの日本の良さを世界に発信しようとした政治家で誰が思い浮かびますか?」

明治・大正・戦前の昭和だと「強い日本」「列強に渡り合う日本」を発信しようとした政治家はそれこそごまんといると思うんです。

でも、岡倉天心のような「ありのままの日本の良さ」を発信した「芸術家」はいても「政治家」はいなかったと思うんですよね。

また、太平洋戦争敗戦直後から高度経済成長期では「敗戦国日本」を前面に出していたので、「ありのままの良さの日本」を発信したくてもできなかったと思うんです。
そもそも日本人自体が内向きな性格で、自分達が作るもので自分達を主張して、あまり外に向かって自分達の良さを主張するのを良しとしない民族性だというのもありますけどね。

今までの政治家は「日本は欠点を克服して、世界に貢献しよう」というタイプが多かったように思いますが、日本にある「勤勉さ」「MOTTAINAI精神」「アニメ」「時間の正確さ」を前面に出して「日本人はこんなに良いところがあるんだぞ」と最初に、結構な大声で(ここ重要)言い出したのは……kinaが知りうる限りでは、麻生太郎さんが最初ではないかと思っています。

皆さんもご存知の通り、総理だった時の麻生さんは味方に足を引っ張られたり、ご本人の失言もありましてあまり良い結果を残せたとは言い難い所もありますが、「日本の良い所(経済)を伸ばして、欠点を補おう」という考え方は今までにない考え方だったので驚きました。

人間って、欠点を克服するより長所を伸ばした方が結構楽だし効果的なことも多いんですよね。
そんな麻生さんの良さが安倍政権で生かされていると思うと、「何が幸いするかわからんものだなぁ」としみじみ思ってしまいます。

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<麻生さん以後に見えてきた? 日本に対する日本の評価、世界の評価あれこれ>

麻生さん以後に民主党政権が続いたわけなんですが、その中でリーマンショックの余波やら、東日本大震災やら日本の国難と言われる状況が続きました。

その中で感じたこと、見えたものは麻生さんが世界に向けて発信しようとしていた「世界中に尊敬されている日本」だったように思います。

東日本大震災の時に「日本にはお世話になったから」と多額の義援金を送ってくれた台湾、オマーン、「日本からしたら少額かもしれないが、お世話になった日本のために何とかしたいと思う自分達の気持ちを受け取ってほしい」と苦しい国家財政の中から支援をしてくれたアフガニスタン、その他世界中の国々の皆さん。

「東北の皆さんのためを思ったら、自分達の楽しい事を後回しにするべきでは……」という意見に対して、「気持ちはわかるけど、自分達のやるべきことをしっかりやって、経済に貢献しよう。そしてその上向いた経済で東北を助けるんだ」という現実的な考え方を持った人も多くいらっしゃいました。

阪神大震災の時にはそのような発想は無かったように思います。

日本には様々な欠点もありますが、同時に日本の良さもたくさんあります。

それを日本人自体が認めていくことは決して悪いことではないと思っていますし、そのことを世界に向けて発信しようとした麻生さんの功績が後世に良い方向で伝わったら良いなぁと思っています。

 

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