何気ない日々のことが潜在意識に蓄積されている
潜在意識、という言葉を聞くと、どんなイメージがありますか?
自分の中の奥深くにある、何か特別なもの、神聖なもの、というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
それは確かにそうなのですが、実は潜在意識というのは、私たちが生きている日常に直結していて、私たちが思っている以上に大きな影響を与えています。
例えば、ネガティブな言葉を聞いたり言ったりすると、それは「全部そのまま」潜在意識に入ってしまいます。
そして、それが溜まってくると、日々の中で反射的にネガティブな気持ちが湧き上がって来るようになります。
自分の性格や運だと思っていた部分が、実は潜在意識の中にあるネガティブなイメージやパターンに操られている結果だった、ということも多々あります。
例えば、自信がない方や自己肯定感が低い方などは、「私なんかダメ」「どうせ私は」という心の声に惑わされていることが多いです。
すると、エネルギーの法則的に、またそういう想いになるような現実が引き寄せられてきてしまうのです。
幼少時の親の言葉は潜在意識に刻まれている
私なんかダメ、と思っている方は、幼少時に親から言われたことなどが刷り込まれて、いつのまにかそうなっている場合が多いようです。
子ども時代には、親は絶対的な存在です。
親がごく軽い気持ちやノリで「本当にダメな子ね」などと言ったつもりでも、子どもは大好きな親から言われた自分を否定するその一言に、深く傷ついているものです。
そしてそれは潜在意識に深く刻み込まれて、その後の人生に大きく影響していくのです。
そういったネガティブな自己イメージを
「自分は大丈夫」
「私は素敵」
「私は私でいいんだ」
という、自己肯定感や自信に変えていけたら、人生の展開はどんなに変わっていくことでしょう!
日常にはネガティブな事も沢山ある
私たちの日常というのは、決してきれいごとばかりではありません。
どうしてもネガティブな出来事に巻き込まれたり、ネガティブなことを言う人を避けられない場合もあります。
そして、それに対して怒りを感じたり、イライラしたり……と、ネガティブな気分になるのは、人間として「正常な反応」です。
ですから、それ自体は決して悪い事でもなんでもありません。
ただ正常なだけ、なんです。
とはいえ、自分の中に湧いてきたネガティブな気持ちは、必ず自分の中に溜まります。
それが結果として自分に悪影響を与えるのであれば、何らかの方法で、溜まったネガティブなものをクリアに浄化して、自分を良い状態に戻す必要はあるかと思います。
そういう時に効果的な一つの方法が、誘導瞑想です。
音楽と誘導瞑想を上手に使う
誘導瞑想というのは、声による誘導に従って、イメージをしていくものです。
自分一人で座って瞑想していると、つい雑念が湧いてきてしまう……飽きて続かない……という方や、瞑想初心者の方には取り組みやすい方法だと思います。
声による誘導があると、言われたとおりにイメージするだけで、潜在意識の世界に入っていけるので、自分のエゴの世界から抜け出しやすくなるんですね。
またその際に、イメージに合った音楽があると、イメージをよりリアルに誘発してくれますので、やりやすいかと思います。
さらにその誘導の中に、ポジティブなアファメーションが含まれていると、そのアファメーションを一緒に心の中で唱えることで、ポジティブなイメージを潜在意識に刷り込みやすくなります。
つまり、自分の中にあるイメージを書き換えて、変化を起こすことができるのです。
もし今あなたが、ネガティブな気持ちを浄化したかったり、何かに行き詰っているのを突破したいのでしたら、潜在意識にアプローチする誘導瞑想を、毎日の生活に取り入れてみて下さいね。
ちなみに、無料でお聴きいただけるPodcast(インターネットラジオ)番組「癒しのピアニシモ♪」では、プロのピアニストさんとのコラボで、毎週いろいろな種類の誘導瞑想を配信しています。
興味のある方は、ぜひそちらもお聴き頂ければと思います。
また、誘導瞑想のCDは市販で様々なものが販売されていますので、ご自分に合ったものをお使いになるといいかなと思います。
瞑想は、最初は面倒でも、頑張って続けてみると、必ず大きな違いが出てきます。
ご自分に合った方法で、ぜひ、試してみてくださいね。
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